ハネムーン途中、個人手配で3泊4日イタリアのミラノに滞在し、ミラノ市街地、周辺を観光しました。
その前がイタリアのバーリでしたのでミラノへは飛行機を利用して移動しました。
現地ホテルや主要な観光地では簡単な英語も通じるので、言語が通じないということはほとんどなかったように思います。
その前のイタリアのバーリ滞在に興味がある方はこちらの記事を参照ください。
イタリアミラノを3泊4日で堪能する旅
今回のルート
バーリ(イタリア)→ミラノ(イタリア)
本記事では実際に私たちがイタリアのミラノを旅行した経験をもとにミラノといえばこのルート!のモデルプランを紹介します。
ミラノの3泊4日のモデルコース
・1日目
バーリからミラノへ移動
・2日目
ミラノ市街地観光
ドゥオーモ広場→ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリア→スカラ座→スフォルツェスコ城→最後の晩餐(ドメニコ会修道院)→サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会
・3日目
ミラノ市街地観光
ドゥオーモ博物館、ドゥオーモ
・最終日
ミラノ(イタリア)からサンモリッツ(スイス)へ移動
私たちがおすすめするモデルコースはこちら。日本からは直行便が就航しています。東京から15時間半ほどです。
今回、私たちは周遊途中でしたのでその前に滞在していたイタリアのバーリから飛行機で移動しました。遅延などなく順調に移動できれば飛行機で約1時間半となります。スケジュール次第では移動当日に観光もできると思いますので事前の計画を立てると良いと思います。バーリでの様子も別記事で書いていますので興味がある方は参考にしてみてください。
1日目:バーリ(イタリア)からミラノ(イタリア)までの移動
1日目の流れ
ホテル 8:20発
ホテルからバーリ空港へ移動
バーリからベルガモへ飛行機で移動 12:20発
ベルガモ到着 13:50着
ベルガモからミラノへ高速バスで移動
ミラノ到着 15:30
レジデンザ チニージオに16:10到着
VIP Lounge Airport Bari(バーリ空港内)
プライオリティパスを使えるラウンジ(2023年9月時点)がバーリ空港内にあったので利用しました。
あまり広くないですが清潔で、快適なスペースでした。食べ物はビュッフェ形式ではなく、ドリンクと同じくカウンターで頼まないといけないのが少し面倒でした。保安検査場を通過してフライトを待つ間の時間に使えるのでおすすめです。
Ryan Air(ライアンエアー)について
今回初めてライアンエアー(Ryan Air)を利用しました。ライアンエアーは、ヨーロッパを代表する格安航空会社です。
とても安くヨーロッパ内を旅行することができますが、事前に知っておかないと追加料金がかかってしまいます。私たちは重要なことを知らず、追加料金を当日支払っての搭乗となってしまいました。このようなことがないよう注意点をまとめてみました。
チケットの種類
大きく分けて4種類あり、座席指定、荷物の数などによって料金が異なります。
チケットの種類 | 内容 |
Value(最安値) | ・小さな手荷物(40 × 20 × 25cm)× 1 |
Regular | ・小さな手荷物(40 × 20 × 25cm)× 1 ・大きな手荷物(10kgまで)× 1 ・優先搭乗(Priority) ・座席指定 |
Plus | ・小さな手荷物(40 × 20 × 25cm)× 1 ・預荷物(20kgまで)× 1 ・座席指定 ・空港カウンターでの無料チェックイン |
Flexi Plus | ・小さな手荷物(40 × 20 × 25cm)× 1 ・大きな手荷物(10kgまで)× 1 ・優先搭乗(Priority) ・座席指定 ・空港カウンターでの無料チェックイン ・保安検査ファストパス ・フライト変更手数料無料 |
ライアンエアーのチケットは、公式ウェブサイトまたはアプリから購入できます。
事前オンラインチェックインと搭乗券の印刷を必ず行う
ライアンエアーを利用する前に必ず行う必要があるのが
・事前オンラインチェックイン(2時間以上前まで)
・搭乗券の印刷
です。
事前オンラインチェックインは、座席指定をしていない場合は出発の48時間前から、有料の座席指定をしている場合は出発の60日前からライアンエアーのアプリまたはウェブサイト上でできます。また、搭乗券を印刷することも忘れないようにしましょう。
私たは事前オンラインチェックインが必要なことを知らずにチェックインカウンターに並んでいたところ追加手数料として€120/2名を取られてしまいました。
荷物の重さの確認
ライアンエアーは荷物の重さ大きさにかなり厳格です。
預け荷物がある方は必ず事前に重さを測っておくようにしましょう。
手荷物だけの方も大きさには制限がありますので事前に手荷物のサイズを確認してください。
バーリ空港の荷物計量機は有料でした。小銭しか利用できませんので事前に小銭を少し用意しておくと良いと思います。
flibco bus
Flibcoはヨーロッパの都市と空港を結ぶバス送迎サービスです。今回バーリからミラノへの移動でしたが厳密には今回、飛行機でバーリからベルガモというミラノとは別の都市までの移動をしました。
そこからミラノへ移動する際に利用したのがこのFlibco Busでした。空港の到着ロビーでバス会社の受付がありそこでチケットを購入することができます。ネットからも事前に予約ができるようですので空港からミラノまでの移動はぜひ利用を検討してみてください。
宿泊:レジデンザ チニージオ(Hotel Residence Cenisio)
ミラノ中心分はどのホテルも高く、予算面や設備面からミラノ中央駅からガリバルディ駅を経由して20分ほどの場所にあるこちらのホテルに滞在しました。ホテルというよりはサービスアパートメントのような施設でキッチン設備やキッチン用具なども揃っており、暮らすように宿泊ができる施設で長期滞在する方に適しています。5分ほどでカルフール、10分ほど歩けば超大型スーパーなどがあり買い出しなどもできるのでおすすめです。
このホテルの最大の問題点は部屋の中に蚊がたくさん出たことです。イタリア国内はどこも蚊がたくさんいましたので、イタリア国内の旅行を夏に計画をされている方は必ず虫除けスプレーをご持参くさい。
2日目:ミラノ市街地観光
2日目の流れ
ホテル 12:30発
ドゥオーモ広場 12:50-16:15
ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリア 16:20-16:25
スカラ座 16:25-16:30
スフォルツェスコ城 16:40-16:50
最後の晩餐(ドメニコ会修道院) 17:00-17:30
サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会 17:30-18:00
ホテルに19:00到着
ドゥオーモ(Duomo di Milano)
ミラノのドゥオーモ(Duomo di Milano)は、イタリア・ミラノにある壮大なゴシック様式の大聖堂で、ミラノの象徴的な建造物です。1386年に建設が始まり、約600年の歳月をかけて完成した壮大なゴシック様式の大聖堂です。ミラノ公ジョヴァンニ・ガレアッツォ・ヴィスコンティの命令で着工され、ミラノをカトリック教会の中心とするために建てられました。何世代にもわたり、さまざまな建築家や職人が携わり、その結果、ゴシック様式だけでなく、ルネサンスやバロックなどの要素も取り入れられた独自のデザインとなりました。
19世紀にはナポレオン・ボナパルトの命により、外観の多くが完成し、彼自身もこの大聖堂で戴冠式を行っています。ミラノのドゥオーモは現在、世界最大級のカトリック教会の一つであり、その美しい尖塔やステンドグラスはミラノ市民の誇りとなっています。長い歴史を持ちながらも、現代に至るまで修復や保存が続けられ、宗教的な意味合いとともに観光名所として多くの人々に親しまれています。
ドゥオーモの地下にある聖カルロ・ボロメオ礼拝堂は、17世紀に建設された宗教的かつ芸術的に重要な場所です。この礼拝堂の中心には、水晶の棺に安置された聖カルロ・ボロメオの遺体があります。バロック様式の豪華な装飾が施された内部では、壁や天井に銀や金で作られた装飾品や宝物が飾られており、聖人の生涯や奇跡を描いた場面を見ることができます。また、聖カルロ・ボロメオが使用した品々や衣服などの聖遺物も展示されています。アーチ型の構造を持つ礼拝堂内部は、特別な照明効果によって宝物や装飾品が輝いて見えるよう工夫されており、独特の神秘的な雰囲気を醸し出しています。この礼拝堂は、ミラノ大聖堂の地下に隠された宝物として知られ、多くの訪問者を魅了しています。
また、ドゥオーモは屋上テラスにも入場することができます。(有料)ドゥオーモの内部だけでなく、屋上からのパノラマビューも楽しみたい方にはとてもおすすめです。
ドゥオーモ 屋上テラス
屋上テラスまでのルートは、2つの方法があります
- エレベーター:階段との料金に差はありますが、大人、高齢者、子供など、歩いて上る体力がない方などにおすすめです。しかし、エレベーターで降りたところから、ドゥオーモの屋上テラスまで、50段ほどの階段は登る必要があります。
- 階段:約170段の階段を登り、さらに50段の階段を登ると屋上テラスに到着します。体力に自信のある方はこちらのルートがおすすめです。
私たちが登ったときは、屋上の工事中だったため幕や足場などで全体が綺麗に見えませんでしたが、彫刻の細部まで確認ことができ、下から見る壮大なドゥオーモとは違った繊細なドゥオーモを見学することができたので登ってみてよかったと思いました。お時間がある方などはぜひ屋上テラスまで登ることをオススメします。
ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリア(Galleria Vittorio Emanuele II)
ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリア(Galleria Vittorio Emanuele II)は、ミラノにある豪華なアーケードで、19世紀後半に建設されました。ドゥオーモ広場とスカラ座広場を結ぶこのガッレリアは、イタリアで最も古いショッピングモールの一つとされ、ガラスの天井やモザイクの床が美しいネオルネサンス様式の建築が特徴です。高級ブランド店やカフェ、レストランが並び、ミラノの社交やショッピングの中心地となっています。また、その華麗なデザインと歴史的な背景から、多くの観光客が訪れる名所でもあります。
スカラ座(Teatro alla Scala)
スカラ座(Teatro alla Scala)は、ミラノにある世界的に有名なオペラ劇場で、1778年に開場しました。オペラやバレエの公演で知られ、イタリアおよび世界の音楽史において重要な役割を果たしてきました。クラシック音楽やオペラの愛好家にとっては聖地とも言える場所で、多くの著名な指揮者や演奏家がここでデビューを果たしています。劇場内部は豪華で、特に赤いベルベットの椅子や金色の装飾が施された客席が印象的です。スカラ座博物館も併設されており、音楽史にまつわる展示が楽しめます。
スフォルツェスコ城(Castello Sforzesco)
スフォルツェスコ城(Castello Sforzesco)は、ミラノにある15世紀に建設された歴史的な城で、ミラノ公国のスフォルツァ家の居城でした。防衛要塞としての役割を持ちながら、後にルネサンスの文化的中心地として発展しました。現在では、ミラノ市内最大の博物館複合施設の一つとして機能し、ミケランジェロの未完の作品「ロンダニーニのピエタ」をはじめとする多くの美術品や歴史的遺物が展示されています。
最後の晩餐(Museo del Cenacolo Vinciano) / ドメニコ会修道院
ミラノのドメニコ会修道院(Convento di Santa Maria delle Grazie)は、レオナルド・ダ・ヴィンチの名作「最後の晩餐(L’Ultima Cena)」が描かれたことで有名な修道院です。この修道院は、15世紀に建てられ、ゴシックとルネサンス様式が融合した建築が特徴です。「最後の晩餐」は、修道院内の食堂の壁に描かれ、キリストと十二使徒の最後の夕食の場面を描いた傑作です。ユネスコの世界遺産にも登録されており、美術史において極めて重要な作品を目の当たりにできる観光スポットとして、世界中から多くの人々が訪れます。
「最後の晩餐」がミラノのドメニコ会修道院の食堂に描かれた理由は、依頼者であるミラノ公ルドヴィーコ・スフォルツァの意向によるものです。彼は、当時ミラノ公国の統治者であり、サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ修道院をスフォルツァ家の記念建造物にしたいと考えていました。この修道院は、スフォルツァ家の権威を象徴する場所として改装され、ダ・ヴィンチが食堂の壁にこの壮大な宗教画を描くことを依頼されました。
修道院の食堂は、修道士たちが日々の食事をする場所であり、「最後の晩餐」の場面は、食事と宗教的な意味合いを持つ非常に適したテーマだったため、壁画として描かれたのです。この場所はまた、イエスと弟子たちの食事というシーンが、修道士の日常生活とリンクしており、精神的な意義を高める役割も果たしていました。
最後の晩餐観覧についての詳細記事は別記事にまとめましたので興味がある方はぜひこちらからご覧ください。
サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会(Santa Maria delle Grazie)
サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会(Chiesa di Santa Maria delle Grazie)は、ミラノにあるゴシックとルネサンス様式が融合したカトリック教会で、15世紀に建設されました。特に、レオナルド・ダ・ヴィンチが描いた「最後の晩餐」があることで世界的に有名です。この教会は、ミラノ公ルドヴィーコ・スフォルツァの依頼によって、彼の家族の霊廟としても機能するように設計されました。外観の円形ドームや美しい装飾が印象的で、歴史的・宗教的に重要な場所として、ユネスコの世界遺産にも登録されています。
3日目:ミラノ市街地観光
3日目の流れ
ホテル 15:30発
ドゥオーモ博物館 16:00-17:15
ドゥオーモ広場 17:15-18:00
ホテルに18:30到着
ドゥオーモ博物館(Museo del Duomo di Milano)
ミラノのドゥオーモ博物館(Museo del Duomo di Milano)は、ミラノ大聖堂に関連する貴重な芸術品や歴史的な遺物を展示している博物館です。ミラノ大聖堂の正面近くに位置し、1963年に開館しました。館内では、ステンドグラス、彫刻、絵画、宗教的な工芸品など、ドゥオーモの建設や修復に関わる作品が多数展示されています。特に、ドゥオーモの建築や芸術に関する詳細な資料や模型を見ることができ、大聖堂の歴史的背景を深く学ぶことができます。
ドゥオーモ広場(Piazza del Duomo)
ミラノのドゥオーモ広場(Piazza del Duomo)は、ミラノの中心に位置する象徴的な広場で、ミラノ大聖堂(ドゥオーモ)をはじめ、歴史的な建造物に囲まれた場所です。この広場は、ミラノの政治、宗教、文化の中心地として長い歴史を持ち、多くのイベントや集会の舞台となってきました。広場の中心には、イタリア統一の英雄ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世の騎馬像が立っています。
最終日:ミラノ(イタリア)からサンモリッツ(スイス)へ移動
最終日の流れ
ミラノ中央駅(イタリア)を9:20発※早割適用有り
ティラノ駅(イタリア)に12:05到着
ティラノ駅(イタリア)を13:41発
サメダン駅(スイス)16:10に到着、ホテルベルニーナ1865に宿泊
ミラノ最終日はイタリア最終日でもありました。次の国はスイスでした。ミラノはスイスと近く、スイス鉄道との乗り換えがスムーズにできます。ミラノを最後の都市に持ってきたのもこの理由からでした。
ミラノからスイスまでの移動、スイス国内の移動についてはスイス連邦鉄道(SBB)の公式サイトから事前にチケットを予約できます。
まとめ
ミラノのハイライトはなんといってもドゥオーモよね❤️
1つ1つが濃かったね❤️最後の晩餐も見れてよかった❤️
ぽぽ❤️
❤️ぽぽぽ
移動と見学にかかった費用
2はRyan Air公式より予約をしました。
6は公式サイトより予約をしました。
7はVIVA TICKETより予約をしました。
10,11はSBB(スイス連邦鉄道)より予約をしました。
| 経路 | 予約日 | 利用日 | 費用 |
1 | 【鉄道】バーリ中央駅→バーリ空港 Ferrotramviaria | -現地支払 | 2023/9/12 | EUR10.4 当時レート¥1,650/2名 |
2 | 【飛行機】バーリ→ベルガモ Ryan Air | 2023/4/13 | 2023/9/12 | EUR71.25 当時レート¥11,252/2名 |
3 | 【飛行機】バーリ→ベルガモ ※荷物1追加(預け荷物20kg) Ryan Air | 2023/8/25 | 2023/9/12 | EUR50.63 当時レート¥8,627 |
4 | 【飛行機】バーリ→ベルガモ ※チェックイン遅延料金 Ryan Air | -現地支払 | 2023/9/12 | EUR121 当時レート¥19,402 |
5 | 【バス】ベルガモ→ミラノ flibco bus | -現地支払 | 2023/9/12 | EUR24 当時レート¥3,804/2名 |
6 | 【電車】ミラノ中央駅→Cenisio(ホテル最寄り駅) ATM | -現地支払 | 2023/9/12 | EUR4.4 当時レート¥703/2名 |
7 | 【電車】観光のための移動 Cenisio→Duomo,Duomo→Cadorna→Cenisio ATM | -現地支払 | 2023/9/13 | EUR8.8 当時レート¥1,408/2名 |
8 | 【アクティビティ】ドゥオーモ Duomo+Terraces+Museum – Stairs 公式サイト | 2023/6/4 | 2023/9/13 | EUR35 当時レート¥5,335/2名 |
9 | 【アクティビティ】最後の晩餐 VIVA TICKET | 2023/6/29 | 2023/9/13 | EUR48 当時レート¥7,708/2名 |
10 | 【電車】観光のための移動 Cenisio→Duomo,Duomo→Cadorna→Cenisio ATM | -現地支払 | 2023/9/14 | EUR8.8 当時レート¥1,405/2名 |
11 | 【電車】スイス移動のための移動Cenisio→MilanCentrale | -現地支払 | 2023/9/15 | EUR4.4 当時レート¥701/2名 |
12 | 【鉄道】スイス移動のための移動 ミラノ中央駅→ティラノ SBB | 2023/7/23 | 2023/9/15 | CHF 24 当時レート¥4,054/2名 |
13 | 【鉄道】スイス移動のための移動 ティラノ→サメダン SBB | 2023/7/23 | 2023/9/15 | CHF 32(スイスハーフフェアカード使用)当時レート¥5,406/2名 ※早割適用有り |
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