欧州ハネムーンで13カ国目に入国したイタリア。すべての都市を合わせると個人手配で19泊20日旅行しました。
日本からはローマとミラノは直行便が就航していますが今回周遊したそれ以外の都市は現時点(2024年8月現在)直行便が就航していないため、ローマやミラノを経由して国内便や鉄道で移動する形となります。ハネムーンや旅行で長期スペイン観光をはじめて検討されている方はぜひこのルートを参考にしてみてください。
イタリアを19泊20日で堪能する旅
今回のルート
ベネチア→フィレンツェ→ローマ→ナポリ(アマルフィ)→バーリ→ミラノ
本記事では実際に私たちが限られた時間でイタリア旅行した経験をもとにイタリアといえばココ!を網羅した19泊20日のモデルルートと各詳細記事を紹介します。
目次
✈️イタリア19泊20日のモデルコース
✈️イタリアを個人手配で旅行するときの注意点
✈️イタリア19泊20日のモデルコース
私たちがおすすめするイタリア周遊モデルコースはこちら。
イタリアには様々な都市がありますが、私たちはその前にスペインに滞在していたこともありスペインからイタリアに飛行機で移動しました。最初は水の都ベネチアから入り南下していきUの字でバーリからミラノへ北上するコースにしました。今回イタリアでは1都市ずつの滞在を比較的長めに取りました。できるだけ現地を知りたいという思いと1都市ずつの滞在時間が短いと夏場でとても暑い時期だったので疲れてしまう懸念もあったためです。是非参考にしてみてください。
滞在場所
・1日目-2日目:ベネチア
・3日目-6日目:フィレンツェ
・7日目-10日目:ローマ
・11日目-14日目:ナポリ
・15日目-16日目:バーリ
・17日目-19日目:ミラノ
イタリアの魅力をたっぷり詰め込んだ初心者向け周遊プランです!
1日目-2日目:ベネチア
・1日目
バルセロナ(スペイン)からベネチア(イタリア)まで飛行機で移動
・2日目
ベネチア市街地を観光
ベネチアについて
ベネチアは、イタリア北東部に位置する独特な都市です。118の小島からなり、運河で結ばれた水の都として世界的に有名です。サン・マルコ広場やドゥカーレ宮殿などの歴史的建造物、ゴンドラによる水上交通、そしてムラーノガラスやカーニバルなどの伝統工芸や文化で知られています。かつては強大な海洋共和国として栄え、その影響は建築や美術に今も残っています。観光地として人気が高く、また気候変動による海面上昇の影響を受けやすい都市としても注目されています。
3日目-6日目:ベネチアからフィレンツェまで移動
・3日目
ベネチア市街地を観光
ベネチアからフィレンツェまで鉄道で移動
・4日目
アウトレット The Mall
・5日目
フィレンツェ市街地を観光
・6日目
フィレンツェ市街地を観光
フィレンツェについて
フィレンツェは、イタリア中部トスカーナ州の中心都市で、ルネサンス発祥の地として世界的に知られています。アルノ川沿いに広がるこの都市は、美術と建築の宝庫です。ドゥオーモ(サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂)とその特徴的な赤い丸屋根、ウフィツィ美術館、ヴェッキオ宮殿などの歴史的建造物が街を彩ります。ミケランジェロのダビデ像やボッティチェリの「春」など、世界的に有名な芸術作品が数多く存在します。また、ダンテやレオナルド・ダ・ヴィンチなど、多くの著名人を輩出した文化の中心地でもあります。美食の街としても知られ、トスカーナ料理や地元産ワインを楽しむことができます。
7日目-10日目:フィレンツェからローマまで移動
・7日目
フィレンツェからオルビエト(チヴィタ・ディ・バニョレージョ)へ移動
オルビエトからローマまで鉄道で移動
・8日目
ローマ市街地を観光
・9日目
ローマ市街地を観光
・10日目
バチカン市国を観光
ローマについて
ローマは、イタリアの首都であり、約3000年の歴史を持つ「永遠の都」として知られています。古代ローマ帝国の中心地として栄えた this 都市には、コロッセオ、パンテオン、フォロ・ロマーノなどの壮大な遺跡が今も残っています。バチカン市国を内包し、システィーナ礼拝堂やサン・ピエトロ大聖堂など、カトリック教会の中心地としての顔も持ちます。バロック様式の建築やトレビの泉などの名所、スペイン広場やナヴォーナ広場といった魅力的な広場も点在しています。芸術、文化、料理の面でも豊かで、博物館や美術館が多数あり、本格的なイタリア料理やジェラートを楽しめます。
11日目-14日目:ローマからナポリまで移動
・11日目
ローマからナポリまでの移動
ナポリ市街地を観光
・12日目
ポンペイ遺跡を観光
・13日目
マイオーリを観光
・14日目
アマルフィを観光
ナポリ市街地を観光
ナポリについて
ナポリは、イタリア南部カンパニア州の州都で、ティレニア海に面した港湾都市です。古代ギリシャ人によって紀元前8世紀に創設されたこの都市は、豊かな歴史と文化を誇ります。ヴェズヴィオ火山を背景に広がる美しい景観で知られ、その歴史地区は世界遺産に登録されています。ナポリは世界的に有名なピザの発祥地であり、地元の料理や食文化も魅力的です。カポディモンテ美術館やサン・カルロ劇場など、芸術や音楽の中心地としての一面も持っています。また、近郊には古代都市ポンペイやヘルクラネウムの遺跡があり、考古学的にも重要な地域です。
15日目-16日目:ナポリからバーリまで移動
・15日目
ナポリからバーリまでの移動
バーリ市街地を観光
・16日目
アルベロベッロ、ポリニャーノ・ア・マーレを観光
バーリについて
バーリは、イタリア南部プーリア州の州都で、アドリア海に面した重要な港湾都市です。古代ギリシャ時代から栄えたこの都市は、長い歴史を持ち、様々な文化の影響を受けています。旧市街は迷路のような狭い路地が特徴的で、ロマネスク様式のサン・ニコラ聖堂やバーリ城などの歴史的建造物が点在しています。特にサン・ニコラ聖堂は、サンタクロースのモデルとなった聖ニコラウスの遺骨が安置されていることで有名です。バーリは、新鮮な魚介類を使った料理や、オレッキエッテというパスタなど、地中海式の食文化も魅力的です。また、オリーブオイルやワインの生産地としても知られています。現代的な新市街と歴史的な旧市街が共存するバーリは、南イタリアの玄関口として、観光やビジネスの中心地となっています。
17日目-19日目:バーリからミラノまで移動
・17日目
バーリからミラノまで移動
・18日目
ミラノ市街地を観光
・19日目
ミラノ市街地を観光
ミラノについて
ミラノは、イタリア北部ロンバルディア州の州都であり、国内第二の人口を擁する大都市です。ファッションとデザインの世界的な中心地として知られ、毎年ミラノ・ファッションウィークが開催されます。経済の中心地でもあり、イタリアの金融ハブとしての役割を果たしています。文化面では、ゴシック様式の壮大なドゥオーモ(ミラノ大聖堂)や、レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」が保管されているサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会など、多くの歴史的建造物や芸術作品が存在します。また、スカラ座というオペラの殿堂や、サン・シーロスタジアムなどのスポーツ施設も有名です。洗練されたレストランやカフェ、高級ショッピング街であるガレリア・ヴィットリオ・エマヌエーレII世など、現代的な魅力も豊富です。
✈️イタリアを個人手配で旅行するときの注意点
イタリアを個人手配で旅行する際は、いくつかの重要な点に注意が必要です。まず、主要な観光地では事前予約が強く推奨されます。特に人気の美術館や遺跡では、予約なしでは長時間待つか、入場できない可能性があります。
公共交通機関は都市によって発達度が異なるため、事前に調べておくことが大切です。また、イタリアでは多くの店舗が昼休みを設けており、午後の数時間閉まることがあるので、スケジュールを立てる際は注意が必要です。治安は一般的に良好ですが、観光地では小さな犯罪やスリに注意が必要です。クレジットカードは広く使用できますが、現金も常に携帯することをお勧めします。食事の際はコペルト(テーブルチャージ)が加算されることが多いので、予算を立てる際に考慮しましょう。最後に、イタリア人の生活リズムは日本とは異なり、夕食の時間が遅いなど、文化の違いにも柔軟に対応することが大切です。
都市別の注意点
ベネチア
ベネチアは運河が多く、移動は徒歩かヴァポレット(水上バス)が中心です。時刻表を確認し、時間に余裕を持ちましょう。また主要観光地は常に混雑しているため、早朝や夕方に訪れるのがおすすめです。
フィレンツェ
ウフィツィ美術館やアカデミア美術館などは事前にオンラインでチケットを手配しておきましょう。
また観光客がとても多く、スリや窃盗など狙われやすいです。混雑した場所ではバッグや貴重品の管理に特に注意しましょう。
ローマ
コロッセオやトレヴィの泉などの観光地ではスリが頻発します。貴重品はしっかりと管理しましょう。
観光地が広く点在しているため、移動に時間がかかることがあります。地下鉄やバスのルートを事前に確認しておくと便利です。
ナポリ
治安が悪いエリアなどがあります。観光エリアではスリや強盗の被害が報告されています。特に夜間の移動は避け、必要な際はタクシーを利用しましょう。道路状況が混雑していることが多いため、車やタクシーでの移動は計画的に行いましょう。
バーリ
バーリの公共交通は他の大都市に比べて不便なことがあるため、レンタカーやタクシー、バスの利用を想定しておけると良いです。旧市街の一部は治安が悪い場所もあるため、夜間の散策は避け、観光エリアに滞在するのが安全です。
ミラノ
ドゥオーモやスカラ座など人気の観光スポットは、オンラインでチケットを事前購入しておきましょう。特に観光エリアでは物価が高めなので、食事や買い物は地元の人が利用する場所を探すと、コストを抑えることができます。(長期滞在などはサービスアパートメントなどで自炊などもお勧め)
観光地でのスリなどに注意
イタリアに限らず、観光地や人混みの場所では、スリなどの盗難リスクがあります。パスポートや現金など貴重品の管理には十分な注意が必要です。街観光の時はホテルのセーフティボックスを利用する、もしくは持ち物に鍵をつけるなどの対策をすることがオススメです。
防犯ポーチ、ネックウォレット、スマートフォンのホルダーケースなどを活用し貴重品を守りましょう。特に列車やバスなどの公共交通機関を利用する際は、財布やスマートフォンなどの貴重品を目の届く範囲で保管するようにしてください。また、長時間の電車移動の場合は大きなスーツケースと柱を自転車のワイヤーロックを活用し柱と繋げておく等して盗難に遭わないように対策をしてください。
私たちの旅行は3ヶ月と長い期間の旅行でしたので長時間の電車移動の際には必ず自転車のワイヤーロックで荷物置き場の柱と結んだり、ショルダーバックやリュックサックにはカギをかけるなど警戒していることがわかるようにすることで一度もスリなど事件に巻き込まれる事はありませんでした。
旅行中に何かあるとその出来事で旅行が台無しになってしまうので、やりすぎかも?と思われるくらい警戒することが重要です。
海外旅行保険の加入
海外旅行前には、海外旅行保険に加入することを検討しましょう。私たちはクレジットカードに付帯の海外旅行保険を活用しました。クレジットカードによって保障内容が異なり、日々変化するので最新の内容を確認することが重要です。クレジットカードに付帯の海外旅行保険以外にも海外旅行保険がありますのでご自身にあった、また、必要に応じた十分な保険に加入しましょう。
2025年からETIAS導入予定
旅行前に必ずパスポートの有効期限を確認してください。
また、日本国籍を保有されてる方は現在、90日以内の観光や商用目的に渡航に対してはビザが不要でしたが、2025年に導入が予定されている渡航認証制度”ETIAS(エティアス)”施行後は、90日以内の観光や商用目的による渡航に際し、事前渡航認証の取得が必要となります。ETIAS(エティアス)は一般的なビザとは違いオンラインで手続きが完結します。必ず渡航前に確認、手続きを行いましょう。
参考:https://etias-web.com/switzerland_visa/
ユーロへの換金は現地がお得
イタリアの通貨は、ユーロです。ほとんどの場所でクレジットカードが利用できるので、多くの現金を持っていく必要はありません。現地での支払いに備えて少量の現金は必要ですが、日本国内よりも一般的には現地で両替した方が換金レートが良いです。スペインの空港や駅などにある両替窓口、市内の銀行などで両替が可能です。
電圧とプラグの確認と準備
日本の標準電圧はAC100Vに対してイタリアの電圧は他のヨーロッパ諸国と同じ220Vです。プラグの形状はタイプC(一部SE)が一般的です。日本の電化製品を使用する場合は、変圧器を用意する必要があります。ただし、海外でも変圧器なしで使えるように自動電圧切り替え式(110V〜240V対応)の製品も多いので、製品ごと確認してみてください。
3回目のイタリア周遊だったけど、いつみても素敵な場所が盛りだくさんのイタリアだったわ❤️
どこの都市も食事が美味しくて❤️
遅い時間まで明るい夏の旅行がイタリアはオススメだね❤️
いつかサントリーニ島も行きたいね❤️
ぽぽ❤️
ぽぽぽ❤️
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