【2023年情報】イタリア[個人手配]「美しく死にゆく街」チヴィタ・ディ・バニョレージョ日帰りおすすめルート

度重なる地震や風化で丘の周りが崩落しながら、住民が根気強く維持し続け、現在美しい観光地として注目度を高めている“天空の村”、チヴィタ・ディ・バニョレージョ。歴史はなんと2500年以上!村へと続く唯一の橋を渡れば、そこはパワーに満ちた場所が待っていました。ハネムーンで日帰りチヴィタ・ディ・バニョレージョを検討されている方はこのルートがおすすめです。

いつかは消えて無くなる?死にゆく街チヴィタ・ディ・バニョレージョのイマ

チヴィタ・ディ・バニョレージョについて

ローマから北へ約100kmに位置する、チヴィタ・ディ・バニョレージョ。2500年以上前、古代ローマ帝国の繁栄以前にイタリア半島中部の先住民族エトルリア人によって作られたという、長い歴史を持っています。地名にある“バニョ”とはイタリア語でお風呂のことで、火山地帯のため、周辺には温泉が湧いているそう。1287年から度重なる地震に見舞われ、火山噴火による凝灰岩という脆(もろ)い地盤のため、雨風の浸食もあり、丘の周辺が少しずつ崩落。1764年の地震では、隣町への道が壊れて陸の孤島となってしまったことも。公的な施設とともにほとんどの住民は周辺に移りましたが、この村の歴史と文化を守り抜きたいと考える約20人が住み続けているそう。

チヴィタ・ディ・バニョレージョまでの行き方

ローマから北へ約100kmに位置するチヴィタ・ディ・バニョレージョへは電車とバスを乗り継いで現地まで行くことができます。私たちはその前にイタリアのフィレンツェに滞在をしており、フィレンツェからローマに移動する途中で降車しチヴィタ・ディ・バニョレージョの観光を計画にいれました。基本的にはフィレンツェ、ローマ、どちらから行く場合も電車とバスを乗り継ぐことで日帰りで行けますので日程に余裕のある方はスケジュールにいれることをおすすめします。風化していく街を実際に生の目で見ると圧巻の景色でした。移動途中での計画だったのとあまり参考になる最新のブログ情報が見つからなかったため当初は少し面倒な気持ちもありましたが今回のハネムーンの中でも行って良かった上位のスポットとなりましたのでこのブログを参考にぜひチャレンジしてみてください。

フィレンツェから約2時間半でオルビエト(Orvieto)駅に到着!ここからチヴィタ・ディ・バニョレージョへバスで向かいます。
オルビエト駅に隣接しバスターミナルがあります。
行き帰り共に青色のバスでした

オルビエトからバスでチヴィタ・ディ・バニョレージョへ向かいます。バスの乗車券はオルビエト駅隣接の売店で購入することができます。売店は駅の両出口(後述する荷物預かりサービスの売店と同じ)にあります。売店の店員にチヴィタ・ディ・バニョレージョ行きのバスチケットを購入したいと伝えるとその場で支払う(クレジットカードも可)ことでチケットを発券してくれます。バス内では乗車券の購入ができないのでオルビエト駅で往復のチケットを必ず購入しておきましょう。

もう1つ注意点があります。バスの時刻の確認を徹底することです。私たちが利用した時、当初他の方が書いているコロナ前の情報で公式サイトのバス時刻表を参考にと確認しましたが便数がほとんどなく行けるかどうか不安でした。Google Mapの路線検索で調べた際に運行されていることが分かりましたが検索でヒットした時刻とは違う時間で実際運行されていました。日本と異なり時刻表があってないようなものでしたので必ず現地で行きの出発時間の確認と合わせてオルビエト駅までの帰りの便の出発時間も売店またはバスの運転手に正確な時間を聞いておくようにしてください。本数が限られており、1本見逃してしまうと余計な時間待たされることになったり、最終便を見逃してバスで戻れなくなってしまう可能性があります。必ず聞いておきましょう。

当時GoogleMapで検索したバス路線ルート。9:40発でしたが実際は9:35頃に出発し、現地到着が10:05頃と記載の時間よりも早く到着しました..路線情報は参考程度に現地で直接行き帰りの時間を必ず聞いておきましょう。

実際に見学したルート

バス停からチビタ・ディ・バーニョレッジョまでの道のり(徒歩約30分)は標識があるのと観光客の方がいるのでわかりやすいです。
展望台経由で行くと展望台に行く階段を登らずに絶景を楽しむことができます。先に現地へ行き後半に展望台へ行きたいという方は右側から直接現地へ行くことができます。
GoogleMapではチヴィタ・ディ・バニョレージョのルートを検索すると右折ルートが提案されますが展望台を先に行く方は直進してください。どちらもまわられる方の場合体力的には直進コースがオススメです。
橋の下から見る街は絶景!周りの景色も合わさって圧巻の景色に 本当に来て良かったと思える場所でした
街の中には教会があり独特の雰囲気が漂っていました
可愛らしい街でまだ住んでいる方がいると思うととても感慨深かったです。お土産屋なども多くありポストカードや自家製のオリーブオイルなども販売されていました。
街の景観、街から外を見渡した風景、外から街を見た風景どれも記憶に残る場所でした。イタリアに行かれる方は絶対に行くべきスポットの1つです。

入場チケット購入場所

当日入場チケットのみの購入ができます。(2023年9月時点)心配な方は予約サイトでもガイド付のものがありますので予約して行きましょう。
レシートのような入場チケットが発見されます。橋を渡る前に提示して入場します。

入場チケットはチビタ・ディ・バーニョレッジョの橋を渡る前にチケットカウンターの小屋がありますのでこちらで当日購入できます。事前にツアーサイトなどで購入ができるようですがガイド付(英語・イタリア語)となるため少し割高になってしまうようです。私たちは事前に調べて現地のガイドはいらないと判断したので当日現地でのチケット購入を選択しました。

スーツケース問題を解決してくれた荷物預かりサービス

旅行中に膨れたスーツケース2個を持ちながらの観光を覚悟していました..
オルビエト(Orvieto)駅の駐車場がある方の出口を出ると左手に見えてくるカフェ兼売店。ここで荷物預かりのサービスを受け付けています。バスの乗車券もこちらで購入可能です。

フィレンツェからローマへの移動途中で日帰りで立ち寄ったため私たちにはスーツケース2個を持って観光しなければならないという大きな課題を抱えていました。当初は現地まで持って行くことも辞さない覚悟でしたが別のブログなどを調べているとどうやら最寄りのオルビエト駅に荷物預かりのサービスがあるとかないとか..情報がコロナ前の情報などで古く、今もやっているのか分からないまま現地に到着しました。出口の両側に売店があり営業時間が両側の店舗で異なるため帰りの時間によってどちらに預けるかを店頭で確認する必要があります。私たちはバス停とは逆の出口の店舗で預けることとなりました。私たちの場合9時頃オルビエトに到着し15:27の電車でローマに移動する予定だったのですがこの店で預かってもらえるのが15:00まででした。できる限り早めの時間帯(午前中など)にスケジュールを組んでおくと良いかと思います。

食事の手配

バス停から続くチビタ・ディ・バーニョレッジョまでの歩道。可愛らしい街並みで飲食店などもいくつかありました。

チビタ・ディ・バーニョレッジョ内に飲食店などもいくつかありましたので現地で食事をとることもできます。またオルビエト駅、チビタ・ディ・バーニョレッジョバス停付近には小さな売店(お菓子やお酒などが販売)、バス停からチビタ・ディ・バーニョレッジョまでの間に飲食店がありますので食事に困ることはないです。観光に時間を費やしたいという方は軽食などを持参しても良いでしょう。
私たちは軽食を持参して現地の観光が終わりローマに移動する前にオルビエト駅近くのイタリア料理屋さんで美味しいパスタをいただきました。当日(2023年9月)は気温が高くとても暑かったので観光終わりに料理店で飲んだキンキンに冷えたビールがとても美味しく記憶に残っています。

キンキンに冷えたビールはハネムーン旅行の中で1番美味しかったビールです

店舗情報

移動と見学にかかった費用

鉄道は事前にトレニタリア鉄道公式オンラインサイトより予約をしました。

経路予約日利用日費用
【鉄道】フィレンツェ駅→オルビエト駅(Orvieto)2023/7/242023/9/2EUR17.4
当時レート¥5,291/2名
2スーツケース(×2)荷物預かり@Orvieto-(現地購入)2023/9/2EUR11
当時レート¥1,743/2個
3【バス】オルビエト駅→チビタ・ディ・バーニョレッジョ駅-(現地購入)2023/9/2EUR2.6
当時レート¥412/2名
4チビタ・ディ・バーニョレッジョ入場チケット-(現地購入)2023/9/2EUR10
当時レート¥1,586/2名
5TRATTORIA DA VALERIO(ランチ)-(現地購入)2023/9/2EUR33
当時レート¥5,232/2名
6【鉄道】オルビエト駅(Orvieto)ローマ駅2023/7/242023/9/2EUR9.15
当時レート¥2,782/2名
事前予約時にメールでPDFチケットが発券されます。必ず提示ができるよう携帯しておきましょう。

コメント

テキストのコピーはできません。
タイトルとURLをコピーしました