ハネムーン途中、個人手配で4泊5日ポルトガルのリスボンに滞在し、リスボン市街地、周辺を観光しました。
その前がギリシャアテネでしたので、飛行機でリスボン空港から入国する形となりました。空港から市街地へは電車、バスで移動ができるので交通インフラは整備されています。また後ほど紹介しますが観光客向けにリスボアカードというパスがありますので滞在日数や観光先に応じて活用できると効率的に観光できると思います。
現地ホテルや主要な観光地では英語も通じるので、言語が通じないということはほとんどなかったように思います。
街の綺麗さや、観光地の多さ、日本人好みの食事などリスボンは今回のハネムーン旅行でも上位3位に入るほどのオススメの街です。ヨーロッパ周遊を計画される方はリスボンも計画にいれることを強くオススメします。
ポルトガルリスボンを4泊5日で堪能する旅
今回のルート
アテネ(ギリシャ)→リスボン(ポルトガル)→シントラ(ポルトガル)※宿泊先はリスボン
本記事では実際に私たちがポルトガルのリスボンを旅行した経験をもとにリスボンといえばこのルート!のモデルプランを紹介します。4日目のシントラは行き方をメインにまとめました。散策情報はこちらのブログにまとめましたので興味がある方はぜひご覧ください。
4泊5日の日数でもポルトガルリスボンを満喫できるプランになっているのでぜひご参考にしてみてください。
ポルトガルリスボンの4泊5日のモデルコース
私たちがおすすめするモデルコースはこちら。日本からはロンドン・フランクフルト・ミラノといったヨーロッパの主要都市やドバイを経由してリスボンまで行くことができますが、私たちは周遊途中でしたのでその前に滞在していたギリシャのアテネからリスボンへ飛行機で移動しました。セルビアを経由し約7時間半ほどで移動することができるので周遊計画をたてられている方はぜひ参考にしてみてください。
・1日目 アテネ(ギリシャ)からリスボン(ポルトガル)までの移動 ・2日目 リスボン市街地を観光 お土産購入(Bordallo Pinheiro、costa nova)→リスボアカード受取→ランチ→サン・ジョルジェ城→リスボン大聖堂→コメルシオ広場 ・3日目 リスボン市街地を観光 ジェロニモス修道院(Monasterio de los Jeronimos)→ ベレンの塔(Torre de Belem)→発見のモニュメント(外観のみ)→アジュダ宮殿(Palacio Nacional da Ajuda)→ プラゼーレス墓地行き(campo ourique駅)観光トラムで有名な㉘番のトラムに乗る→サンジュスタのエレベーター ・4日目 リスボンからシントラへ電車で移動、街全体が世界遺産のシントラを観光 ムーアの城跡→レガレイラ宮殿→ペーナ宮殿 ・最終日 リスボン(ポルトガル)からマドリード(スペイン)へバス移動
ポルトガルの魅力をたっぷり詰め込んだ弾丸プランです!
リスボン市街地の観光は余裕を持って観光できましたが、4日目のシントラはチケットの買い方や、観光客が多く交通渋滞に巻き込まれたことなどもあり観光の時間があまり取れず、諦めてしまったところもあったため時間に余裕のある方はシントラ日帰りではなく1泊2日などでゆっくり観光することをおすすめします。
1日目:アテネからリスボンへ移動
1日目の流れ
オモニア駅(アテネ)からアテネ国際空港へ12:05出発
アテネ国際空港に13:00頃到着(チェックイン開始が14:30からで落胆する)
セルビア空港に19:00到着
リスボン空港に22:10到着
ホテルに23:49到着、TURIM Alameda Hotelに宿泊
1日目はアテネを出発、リスボンへの移動がメインでした。
フライトが16:35と夕方だったため初日はほとんどが移動でした。
プライオリティパスを使いラウンジを利用したのですがプライオリティパスを使ってみて感じた旅行前に準備するべきことをまとめましたのでご参考にしてくだい。
プライオリティパス事前準備
・プライオリティパスの再発行
・プライオリティパスアプリのダウンロード
プライオリティパスを使用して各国のラウンジを使い倒す予定でしたが、全てのラウンジで磁気不良がおき使用するまでに時間がかかったりラウンジ自体を利用できないこともありました。
アテネ国際空港のラウンジでは手入力の対応してくれましたが、経由地のセルビア(ベオグラード・ニコラテスラ空港)では手入力での入室がNGだったので(機械の操作方法がわからないとの一点張り..)磁気不良には十分お気をつけください。行く前に新たなパスを発行しておくか、プラオリティパスのアプリを事前にダウンロードしておくなど準備をしておくと良いかと思いました。ちなみに楽天カードが発行しているプライオリティパスはプライオリティパスアプリは非対応でしたのでご注意ください(2023.8.15時点)。
アテネ国際空港でのセルビア航空のチェックインカウンターに注意
アテネ国際空港のエア・セルビアのチェックインカウンターは見つけにくいです。チェックイン時間にならないと電光掲示板に表示されませんが私たちの時は6,7カウンターでした。
リスボン到着後 市街地までの移動方法
無事リスボン空港に到着し、空港からホテルまで移動するため鉄道の駅に向かいました。空港から鉄道の駅までは徒歩で5-10分ほどなので空港内の看板などを辿っていくと難なく移動できると思います。
改札に向かったら封鎖中で電車が止まっていたわ!!
ハプニング発生..
なんとこの時電車が全線停止しており市街地までの電車も停止しているハプニングに遭遇します。
チケットも購入した後に、改札から入ろうとしたところ駅員が立っており停止中との説明を受けました。電車が止まることは海外ではよくあることなのでまずは冷静になりましょう。
チケットについて(種類と料金)
メトロ等のチケットはViva Viagemという紙型IC乗車券で初回乗車時に購入します。
カード代金は1枚あたり€0.5、有効期限は1年間となります。
チケットにチャージして利用する
Viva Viagemの使い方は2種類あります。
①チケットを都度購入する(カードへチケット料金をチャージする)
②一定金額をチャージして使う(※長期滞在用の方法となりますので今回の説明では省略します)
チケットは大きく分けて「1回券」と「24時間券」の2種類で、1回券は€1.65。(2023年8月時点)
24時間券には以下の3種類があり、それぞれ価格によって対応する交通機関が異なります。
- €6.6…バス・メトロ・トラム
- €9.7…バス・メトロ・トラム・フェリー
- €10.7…バス・メトロ・トラム・近郊列車(シントラ行き等)
私たちは到着が夜だったため1日券(24時間券)ではなく1回券を購入しました。
この時は初回乗車時に電車の運賃だけでなくチケット(€0.5)が必要なことを知らず1枚のチケットに2回分の乗車券を購入してしまいました。このような失敗がないようにリスボンで公共交通機関を使用する場合には乗車券の他にチケット(€0.5)の購入が必要なことを覚えておいてください。
ホテルへバスで移動
GoogleMapで調べたところ幸いホテルの近くにバス停があったため路線バスでホテルまで移動することができました。バスがなかなか来ず心配になりましたが何とかバスに乗車することができました。バスへ乗車するときは列に並んでも追い越されますので、絶対にバスに乗る という強い気持ちを持ってバスに乗車してください。
電車のトラブルもあり、バスの待ち時間、移動時間などあり23:49頃に滞在先のTURIM Alameda Hotelに到着しました。
観光の中心となる旧市街地で当初ホテルを探していたのですが旧市街は石畳、階段、坂などが多くスーツケースを持ち歩くには不便な街で、また物価高の影響で料金が高いところが多かったのですが、今回滞在したホテルは少し外れたエリアでお得に利用することができました。外れたエリアでも電車で移動10分-15分ほどで移動できるのでオススメのホテルです。
リスボン市街地観光、充実の観光にリスボアカードがオススメ
私たちは市街地を2日間観光する時間がありました。お得にリスボンを敢行するためにリスボアカードについてご紹介します。
リスボアカードは以下のようにメリットが多く、短期間でいろいろまわりたい人にはかなりお得&必須のカードです。
- メトロ・バス・市電・ケーブルカー・エレベーターが乗り放題
- ポルトガル鉄道のシントラ線とカスカイス線が乗り放題
- リスボン周辺の見どころが無料、または割引
- 空港バスや観光バスなども割引
リスボアカードについて(料金と使い方)
リスボアカードは1日(24時間)券、2日(48時間)券、3日(72時間)券の3種類です。(2024.2時点)
料金はそれぞれ、
- 24時間券:22ユーロ
- 48時間券:37ユーロ
- 72時間券:46ユーロ
購入後、使用開始した日付と時間、裏面に自分の名前を記入します。
読み取り機にリスボアカードをタッチした時間から24時間有効です。
電車やトラムに乗車するときも同じように読み取り機にタッチして乗車します。
観光スポットでは、窓口でこのリスボアカードを提示すると無料もしくは割引が受けられます。
リスボアカードの購入方法
リスボアカードはリスボン空港や市内の観光案内所などで直接購入も可能ですが事前に予約サイト(GetYourGuideなど)から購入しておくと時間のロスもなく安心です。
以上のサイトで予約するとモバイルバウチャーが送られてきます。
リスボン空港の到着ロビーにある「Ask Me Lisboa」(7:15~21:30まで)もしくは市内の観光案内所「Ask Me Lisboa」でリスボアカードを交換してください。
窓口ではモバイルバウチャーのQRコードとパスポートを提示する必要があるのでこの2つをお忘れなく!
私たちは空港への到着時間が夜間だったため2日目に市内の「Ask Me Lisboa」でリスボアカードを交換しました。
リスボアカードは各種交通が乗り放題になるほか、観光施設が無料・または割引がうけられます。
割引についてはリスボアカードの公式サイトでチェックしてみてください。
メトロ、バス、市電などが乗り放題なので、24時間券を購入すると元は十分にとれると思います。
2日目:リスボン市街地観光ルート
2日目の流れ ホテルを14:00発 お土産購入(Bordallo Pinheiro、costa nova)14:15-15:15 リスボアカード受取る 16:30 ランチ(MERENDINHA DO ARCO)17:00-18:00 観光(サン・ジョルジェ城/リスボン大聖堂/コメルシオ広場)18:00-19:00
【Bordallo Pinheiro】 、【costa nova】でお皿購入
リスボンには可愛い食器のお店がいくつかあります。今回のハネムーン旅行で自分たち用に新しい食器と家族へのお土産の食器を購入することが旅行中の大きな目的の1つでした。様々なお店がありましたがその中でも【Bordallo Pinheiro】 と【costa nova】に行ってきました。両方ともとても可愛い食器がたくさんありましたのでお時間と荷物に余裕のある方はぜひ訪れてみてください。
市内の「Ask Me Lisboa」でリスボアカード受取
上記でお伝えしましたが、市内の観光案内所「Ask Me Lisboa」でリスボアカードを交換しました。カウンターに日本語の堪能な素敵なポルトガルの方がいらっしゃり安心してリスボアカードを交換できたのがとても良い思い出です。その方に会えたらラッキーかも…♡
窓口ではモバイルバウチャーのQRコードとパスポートを提示する必要があるのでこの2つをお忘れなくご持参ください。
MERENDINHA DO ARCOでランチ
リスボン名物タコのリゾットを求めMERENDINHA DO ARCOに向かいました。しかしこの日はタコのリゾットが売り切れ…お店の方にオススメされたステーキとエビのガーリック炒めとビールをいただきました。旧市街にあるのでアクセスがよく、味は日本人好みの味で美味しかったのでオススメのお店です。
サン・ジョルジェ城 / リスボン大聖堂を観光
サン・ジョルジェ城
リスボンにあるサン・ジョルジェ城は、この町の一番高い丘の上に位置し、有名なランドマークです。最も古い部分は紀元前2世紀に遡り、フェニキア人、ギリシャ人、カルタゴ人、ローマ人、イスラム教徒の遺跡が見つかっています。
城は10~11世紀にイスラム教徒によって建てられ、1147年にポルトガルの初代王ドン・アフォンソ・エンリケスがムーア人から奪還しました。13~16世紀には重要な役割を果たし、16世紀にはヴァスコ・ダ・ガマを迎える場所や、ドン・ジョアン3世の誕生を祝う演劇が上演されました。
1910年に国の記念建造物となり、20世紀に大規模な再建が行われました。現在はリスボンで最も重要な観光スポットの1つであり、市街地やテージョ川を一望できる絶好の場所です。
リスボン大聖堂
リスボン大聖堂は、リスボンで最も古い教会で、1147年に建設が始まりました。様々な地震を乗り越え、多様な建築様式が混ざっています。
大聖堂は十字架の形をしており、三つの側廊、交差廊、主礼拝堂があります。回廊に囲まれており、東側に教会がつながっています。メイン・ファサードは要塞のようで、防御用の2つの塔と銃眼付き胸壁を持ち、レコンキスタ時代の防御拠点としての機能も持っていました。
17世紀には祭器・祭服の保管所がバロック様式で建てられ、1755年以降に主礼拝堂がネオクラシカル様式とロココ様式で再建されました。18世紀後半にはゴシック様式の小部屋が追加され、20世紀初頭にはネオクラシカル様式の装飾が取り除かれ、中世の姿を取り戻しました。
コメルシオ広場へ
リスボンの旧市街、テージョ川沿いにあるアウグスタ通りを抜けると、勝利の門を通って広々とした風が心地よいコメルシオ広場に出ます。この名前は、かつての貿易を監督する地区から来ています。
16世紀初頭にマヌエル1世が宮殿を建てたことで、テージョ川岸の開発が始まりました。大航海時代の貿易拠点で、港関連の建物が建設されました。しかし1755年のリスボン大地震で全壊し、その後ポンバル公爵によって再建された現在の姿になりました。
カイス・ダス・コルナス(Cais das Colunas)は、コメルシオ広場(Praça do Comércio)の近くテージョ川(o Tejo)沿いにある2本の円柱が建つ埠頭です。
3日目:リスボン市街地観光、リスボンの歴史に触れる
3日目の流れ ホテルを10:30発 ジェロニモス修道院12:00-14:00(13:30入場) ベレンの塔14:45-16:00(15:15入場) 発見のモニュメント 16:10-16:20 アジュダ宮殿 16:45-17:20 ㉘番トラム 18:45-19:50 サンジュスタのエレベーター 20:15-21:10(21:00入場) ディナー(Restaurante Cabaças) 21:30-22:55(22:10入店)
この日は先ほど紹介したリスボアカードを使用して旧市街地の観光スポットを1日かけて巡りました。
各スポットの詳細情報はこちらの記事でまとめていますので興味のある方はぜひご覧ください。
4日目:世界遺産シントラを満喫
4日目の流れ ホテルを8:00発 鉄道移動(リスボン→シントラ) 8:30-9:05 ムーアの城跡 10:15-12:00 レガレイラ宮殿 14:30-15:10 ペーナ宮殿 16:00-18:15 ホテルへ到着 20:45
この日は街全体が世界遺産であるシントラへ日帰り観光しました。
各観光スポットの詳細情報はこちらの記事でまとめていますので興味のある方はぜひご覧ください。
ハネムーンでポルトガルを検討されている方にはリスボン/シントラへの立ち寄りは本気でオススメです。
最終日:マドリードへ移動
最終日の流れ ホテル 8:50発 Oriente駅(FlixBusターミナル最寄駅) 9:30着 マドリード移動(FlixBus)10:10発 マドリード 21:10着(リスボンとの時差+1時間) ホテル(ibis budget Madrid Centro Lavapies) 21:20着
最終日はリスボンから次の観光地のマドリード(スペイン)へ移動しました。
マドリードまでの移動には電車移動の選択肢もありましたが所要時間が電車とFlixBusではあまり変わらずだったため低コストで移動できるFlixBusを選択しました。
座席指定のあるFlixBusでしたが、勝手に好きな場所に座っている乗客が多く、席の奪い合いで出発が遅れるハプニングがあり、私たちもそのハプニングに巻き込まれ私たちの席を別の乗客に取られてしまい何度も席を移るように声を掛けましたが無視され、運転手も何もせず放置と最悪な気分のまま移動することとなってしまいました。その他の移動でFlixBusを利用しましたがハプニングが続いたので格安バスには格安バスなりの洗礼があると思い覚悟が必要だと思いました。
日本の秩序が恋しい..
あの勝手に席を乗っ取った野郎のふてぶてしい顔..2度と忘れないわ!
ルールはあってないようなものを痛感したFlixBus
利用する時は覚悟して乗るべし!!
ぽぽ❤️
FlixBus公式サイトはこちら
FlixBusアプリはこちら(iOS / Android)
移動と見学にかかった費用
1はGO TO GATEより予約をしました。
3はGetYourGuideより予約をしました。
7はFlixBus公式サイトより予約をしました。
| 経路 | 予約日 | 利用日 | 費用 |
1 | 【飛行機】アテネ国際空港(ギリシャ)→ベオグラード・ニコラテスラ空港(セルビア)→リスボン空港※エア・セルビア | 2023/4/6 | 2023/8/15 | EUR351 当時レート ¥50,549/2名 ※うち¥8,962荷物預かり代金 |
2 | 【鉄道・バスチケット】市街地移動用 チケット2枚×2シングルチケット(計4回分) | -現地支払 | 2023/8/15-8/16 | EUR7.6 当時レート ¥1,208/2名 ※うちカード発券代EUR1/2名 |
3 | 【観光パス】リスボア(リスボン)カード 24時間パス | 2023/5/4 | 2023/8/17 | EUR44 当時レート ¥6,560/2名 |
4 | 【鉄道・バスチケット】シントラ移動用 | -現地支払 | 2023/8/18 | EUR28 当時レート ¥4,532/2名 |
5 | 【入場チケット】ムーアの城跡、ペーナ宮殿 | -現地支払 | 2023/8/18 | EUR41.8 当時レート¥6,766/2名 |
6 | 【入場チケット】レガレイラ宮殿 | -現地支払 | 2023/8/18 | EUR22 当時レート¥3,561/2名 |
7 | 【鉄道】FlixBus(マドリード行き)バスターミナルまでの移動 | 2023/8/1 | 2023/8/19 | EUR3.3 当時レート¥534/2名 |
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