スイス鉄道ベルニナ線
まるで「世界の車窓から」絶景の景色!
ティラノ(イタリア)からは、世界遺産のベルニナ線に乗って旅をしました。ベルニナ線から見える大自然を満喫することがこの列車に乗車する目的でした。
ベルニナ線にはベルニナ急行(ベルニナ・エクスプレス)と普通列車の2種類があります。
今回私たちは悩みに悩んだ末、普通列車を選びました。
ベルニナ急行のポイントは
●事前予約が出来るので、席の確約が出来ること
●電車のシートがゆったりと綺麗なこと
●「ベルニナ急行」に乗ったというプレミア感が得られること
普通列車のポイントは
●値段がお得なこと
●1日中乗り降り自由なので旅の計画を自由に出来ること
絶景が見えるカフェで休憩したり、駅前からはいくつものハイキングコース、ドライブコースが引かれています。駅からロープウェイに乗って、氷河や雪山の大パノラマを見る等、アルプスの山を気軽に楽しむことが出来ること。
下に普通列車とベルニナ急行の違いをまとめました。
普通列車とベルニナ急行の違い(2023年時点)
※料金比較はティラノ駅→サンモリッツ駅の1人あたり料金比較(2023/10/22に12/22を予約した場合の料金)
普通列車 | ベルニナ急行(座席券含) | ||
1 | 2nd class(2等席)料金 | CHF 33 CHF 16.5(スイスハーフフェアカード使用) | CHF 61 CHF 44.5(スイスハーフフェアカード使用) |
2 | 1st class (1等席)料金 | CHF 57 CHF 28.5(スイスハーフフェアカード使用) | CHF 85(座席券含) CHF 56.5(スイスハーフフェアカード使用) |
3 | チケットの事前予約 | ○ | ○ |
4 | 当日のチケット購入 | ○ | ○(空席があれば) |
5 | チケット使用開始後の 有効期限 | 当日中 | 乗車券のみ当日中 |
6 | 途中下車 | ○ | × |
7 | 車両:2等席の窓 | 大きめ窓(開く) | パノラマ車両 |
8 | 車両:1等席の窓 | 大きめ窓(開く) | 大パノラマ車両 |
9 | 車両:レストランの有無 | 無 | 無 |
10 | 車両:トイレの有無 | 有 | 有 |
各項目の補足です。
※項目1と2
大人料金です。小児料金はサイトよりご確認ください。ベルニナ鉄道の公式サイトでは普通列車、急行共に乗車券︎(+座席券)が2ヶ月前からの予約となっています。
※項目3
チケットの事前購入は公式サイトより可能です。SSB公式サイト
※項目4
当日券は駅の窓口で購入可能です。
※項目5と6
普通列車のチケットはこの区間、1日中乗り降り可能です。途中下車して散策し、次の電車に乗ることが可能です。ベルニナ急行のチケットは、その列車限り有効です。途中下車した場合、以降は普通列車のみ乗車可能です(1日中)。
ベルニナ急行は「急行」だけれど、乗車時間は普通列車とほぼ一緒。もしくはベルニナ急行の方が長いです。これは停車時間が長いからと思います。
普通列車とベルニナ急行の窓の違いは窓が開くか開かないかです。写真を撮るなら断然窓が開くほうがいいです(普通列車)。ただし窓を開けてると他の乗客に閉めて欲しいと注意されることもあります。私たちが乗車した時は人が少なく自由に開け閉めできました。
普通列車の窓も十分大きいですが、ベルニナ急行の窓はパノラマ車両です。1等車はさらに大きくなり頭上からの大きな窓になります。夏場の日焼けや暑さ対策が必要となります。
※項目10
いずれの列車にもついています。スイスのお手洗いは清掃されていて綺麗です。
プレミア感・確約があるベルニナ急行(ベルニナ・エクスプレス)
値段がお得で自由も効く、普通列車
実際にかかった移動費
経路 | 予約日 | 利用日 | 費用 | |
1 | ティラノ→サメダン | 2023/7/23 | 2023/9/15 | CHF 32(スイスハーフフェアカード使用) 当時レート¥5,406/2名 ※早割適用有り |
普通列車を選んだ理由
私たちは計画当初は一生に一度来るかわからない場所なので急行の1等席を予約しようと考えていました。
ただ様々な方の情報を調べていくにつれて窓を開けて直接雄大な景色を見ることができること、走りながら窓の反射などを気にせずカメラを撮影できることの2つが私たちにとって大事だったので今回は普通列車を選びました。
料金面でも割安だったのと(早割などもあるので予定が決まっていたら早めの予約がおすすめ)、私たちの旅程の場合スイスハーフフェアカードを使うことで半額近くお得になったのでこちらの活用もぜひ検討してみてください。ウェブやアプリで簡単に予約ができます。スイスハーフフェアカードは乗車券、座席券の予約時には購入しておく必要はありません。(申告だけでOK)
実際の乗車時に添乗員がチェックする際に提示ができれば問題ないのでレートなどを確認しながら乗車までに購入してください。スイスハーフフェアカードについてはこちらの記事も参考にしてみてください。
ベルニナ線沿線の風景で特に印象的だったのは、やはり大自然の中にそびえ立つ山々、流れる川の荘厳さ、そして氷河の圧倒的な景色です。 雪と氷と緑と水、これらが織りなす風景が車窓に途切れることなく流れてゆきます。
あいにく利用した初日のティラノ(イタリア)ーサメダン間は残念なことに一時的に晴れている場所もありましたがほとんどが霧の中でした😭そんな中でも雄大な山々、青く澄み切った湖を見ることができ再度快晴の日に乗ってみたいと思えるほど感動したベルニナ線でした♡
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