ハネムーン、第1の観光場所として個人手配1泊2日でフランスモンサンミッシェルに滞在しました。フランスに行くならぜひおすすめしたいのがモンサンミッシェル。本記事ではモンサンミッシェル観光の紹介と実際に泊まったホテルの詳細を写真と共にご紹介したいと思います。
その他フランスの情報はモデルコースの記事がありますので興味がある方はぜひご覧ください。
世界遺産のモンサンミッシェル
フランスのノルマンディ地域圏にある世界でも有数の観光地の一つです。この壮大な場所は潮の満ち引きによって海と陸が接続される潮汐島に建てられた修道院と城塞が特徴です。修道院は8世紀に建てられ中世には巡礼地として栄えました。モン・サン・ミシェルはその壮大な景観、歴史的な建造物、そして独特の地形が組み合わさってまるでおとぎ話の中から飛び出てきたような魅力を持っています。
迷路のような小道を歩きながら修道院や城塞を探索し、中世の雰囲気に浸ることができます。またモン・サン・ミシェル周辺の景色も素晴らしく特に満潮の時には島が海に浮かび上がり圧倒的な美しさを見せてくれます。
モン・サン・ミシェルはフランスの観光名所として人気があり、世界遺産にも登録されています。人生に一度は行ってみていただきたい場所の1つです。
今回のルート
パリ→モンサンミッシェル※滞在先はモンサンミッシェル
本記事では実際に私たちがフランスのモンサンミッシェルを旅行した経験をもとにモンサンミッシェルといえばこのルート!のモデルプランを紹介します。
- モンサンミッシェル観光
1日でも満喫できるプランになっているのでぜひご参考にしてみてください
モンサンミッシェルの1泊2日観光のモデルコース
私たちがおすすめするモデルコースはこちら。日本からはパリまで直行便、経由便が運航しています。パリからは鉄道とバス、またはレンタカーなどで行くことができるので予算や、スケジュールに応じて検討してみください。
・1日目 パリ(フランス)からモンサンミッシェル(フランス)までTGVと高速バスで移動 モンサンミッシェル(入場)を観光 ・2日目 モンサンミッシェル(入場なし)を観光 モンサンミッシェルからパリへ高速バスとTGVで移動
モンサンミッシェルの魅力をたっぷり詰め込んだ弾丸プランです!私たちは移動なども含めて1泊2日しましたが実際にモンサンミッシェルの中まで入り観光したのは最終日の1日のみです。
モンサンミッシェルまではシャトルバスが運行しているのでシャトルバスのバス停の近くのホテルに泊まることをオススメします。モンサンミッシェル内は徒歩で巡ることができるので1日で十分散策できると思います。
1日目:パリからモンサンミッシェルへ移動+モンサンミッシェル観光(入場あり)
1日目の流れ パリ(パリ シャルル・ド・ゴール国際空港)からモンサンミッシェルへTGVで移動 8:48出発 レンヌ(乗り換え地)に11:17到着 昼食:Crêperie L'Épi de Blé 11:46-12:20 レンヌからモンサンミッシェルへ高速バスで移動 12:45 モンサンミッシェルに13:55到着 ホテルに14:05到着 Hôtel Vert Mont Saint Michelにチェックイン モンサンミッシェル観光 15:00-17:15 夕飯: 19:30-20:30
1日目、東京からのフライトを経て朝にパリのシャルル・ド・ゴール国際空港へ到着します。初日はパリへの滞在も考えましたが、元気なうちに動いておこうということで空港到着早々にパリを通過しモンサンミッシェルへ移動します。空港からモンサンミッシェルへの移動はTGVという高速鉄道を利用しました。TGVはフランス国鉄(SNCF)が運行する高速鉄道です。事前予約の場合、早期割引なども適用されお得に利用できます。私たちは当初Rail Europeというアプリから予約をしました。しかし、後に調べたところこれは旅行代理店のアプリで公式アプリの方が断然安く予約できることがわかりました。ですので帰りは公式アプリSNCF専用アプリから事前予約をしました。
パリからモンサンミッシェル(Mont-Saint-Michel)までの行き方と注意点
パリからモンサンミッシェルへの行き方はレンタカーなどを借りていく方法もありますが、私たちは東京から朝パリに到着する飛行機を予約し、その日の内にモンサンミッシェルへ鉄道とバスでいく方法を選びました。パリのモンパルナス駅から出発するTGV列車を利用し、レンヌで乗り換えてからバスに乗り換える方法です。モンサンミッシェルへのバスはレンヌ駅から出発し約2時間ほどで到着します。
シャルルドゴールド空港からレンヌまで(TGV)
レンヌからモンサンミッシェルまで(バス)
乗り換え地:レンヌ
TGVでレンヌまで移動した後は高速バスに乗り換えます。乗り換え地はレンヌという場所になるのですが高速バス出発まで1時間ほど時間があったのでレンヌで昼食をとりました。
昼食:Crêperie L’Épi de Blé
レンヌのあるブルターニュ地方の名物といえば『ガレット』
ガレットの有名店を探し駅前のCrêperie L’Épi de Bléに訪れました。ガレットを食べようと思っていましたがランチセットがありそちらが美味しそうだったためガレットではなくプレートのランチセットにしました。レンヌにまた来ることがあったら是非本場のガレットを食べたいと思います。
モンサンミッシェルへ到着
宿泊先:Hôtel Vert Mont Saint Michel
今回宿泊はモンサンミッシェル徒歩圏にあり観光のアクセスと予算面、シャトルバスの駅からの距離を総合的に考えHôtel Vert Mont Saint Michelを選びました。
シャトルバスのバス停、スーパー、飲食店などが近くに集約されている立地のホテルで総合的にとてもオススメのホテルでした。
ホテルからモンサンミッシェルまで(徒歩)
夕飯:Restaurant La Salicorne
夕飯はホテル近くのレストランで食べました。ステーキと牡蠣、ラムの煮込みを食べました。
ステーキは思ったよりは薄く、牡蠣は思ったよりも小さかった(日本の生牡蠣の感覚で行くとテンションが下がります)ですが美味しかったです。ホテルの隣に売店があり、そこでアルコールや菓子などを購入しホテルでの夜食を調達しました。
モンサンミッシェル入場チケット購入方法
チケットは事前に購入することができます。私たちは当時最も条件の良かったGet Your Guideで購入しました。オーディオガイドは付いておらず、日本語のパンフレットのみを頼りに観光をしました。より深いガイドを必要とする場合は日本語ガイド付きツアーなどもあるようですのでそちらのガイド付きチケットを購入してください。
入場時はチケットをPDFなどで提示すれば大丈夫です。
モンサンミッシェル観光
モンサンミッシェルは時代と共に様々な役割を果たしてきました。ここではモンサンミッシェルの歴史を時系列で振り返りながら、実際に巡った写真をご紹介したいと思います。
モンサンミッシェルの歴史
8世紀:モン・サン・ミシェルの歴史は、8世紀に遡ります。伝説によれば、聖ミシェル(Saint Michael)がこの場所に現れ、修道院の建設を指示したとされています。
10世紀:10世紀には、ベネディクト会派の修道院がモン・サン・ミシェルに建てられました。修道院は修道士たちによって管理され、中世には宗教的な中心地として重要な役割を果たしました。
11世紀:11世紀には、修道院に周囲を囲む城塞が建設されました。これは、ノルマンディ公国とフランス王国の国境に位置する重要な防衛拠点でした。
12世紀 – 13世紀:この時期、モン・サン・ミシェルは巡礼地としての人気が高まり、多くの巡礼者が訪れました。修道院は富と名声を蓄え、周辺地域の発展に貢献しました。
15世紀 – 16世紀:百年戦争の時代、モン・サン・ミシェルは幾度も攻撃を受けましたが、城塞は堅固な防衛施設としてその役割を果たしました。
17世紀 – 18世紀:この時期には修道院の衰退が始まりました。フランス革命の時代には修道院は一時的に閉鎖され、刑務所として使用されました。
19世紀:19世紀には修道院が再び宗教的な場として復活し、修道士たちが戻ってきました。
20世紀:モン・サン・ミシェルは第二次世界大戦中にドイツ軍の占領を経験しましたが、戦闘を免れました。
現代:モン・サン・ミシェルはフランスの重要な観光地として知られており、世界遺産にも登録されています。その美しい景観と歴史的な建造物は、毎年数百万人の観光客を魅了しています。
最終日:モンサンミッシェル観光(入場なし)+パリへ移動
最終日の流れ ホテルを出発 5:50-7:00(日の出:6:10頃) 昼食:Le Tripot 12:00-13:10 モンサンミッシェルからレンヌへ高速バスで移動 17:00-18:10(当初の予定到着時間) レンヌ(乗り換え地)に実際は18:40到着 レンヌからモンパルナスへTGVで移動 19:35出発(当初の予定は18:35出発) モンパルナスに 21:08到着 モンパルナスからガリエーニ 21:53到着 ホテルに 22:00到着 Hotel Resedaにチェックイン
最終日、モンサンミッシェルをバックに日の出を見るために早朝徒歩でモンサンミッシェルまで向かいました。日中の観光客が多い時間帯とはまた違い、観光客がほぼ誰もいない(数名ランニングなどしているのみ)中で日の出を見ることができとても幻想的な時間を過ごすことができました。日の出の時間帯は季節により変わりますので日の出時間を確認した上で早起きして行くと幻想的な時間を過ごすことができるのでおすすめです。モンサンミッシェルの日の出時間はこちらから確認することができます。
昼食:Le Tripot
モンサンミッシェルで有名な食べ物の1つがムール貝ということでムール貝を食べて帰ろうと思い、検索していたらムール貝が好評な店がモンサンミッシェル内にあり、昼食もかねて立ち寄りました。フランス最大の大潮の潮流と豊かな栄養分に恵まれたモンサンミッシェル湾のムール貝は、身が滑らかで柔らかく、とろけるような食感と甘みのあるクリーミー な味わいが特長です。 殻は小さめですが、ふっくらした厚みのある身でとても美味しかったです。モンサンミッシェルを訪れた際はぜひ検討してみてください。
モンサンミッシェル(Mont-Saint-Michel)からモンパルナスまでの行き方と注意点
帰りは行きと同様、高速バスとTGVの組み合わせでパリ(TGVの駅があるモンパルナス駅)まで戻りました。バス停はモンサンミッシェルに到着した際に降りた場所と同じ場所になります。席の指定などは特にないので出発時間に余裕を持ちできれば30分前などにはバス停に待機しておけると良いでしょう。
バスに乗るまでは順調だったのですが、途中、大雨に遭遇してしまいバスが大幅に遅れます。バスからTGVへの乗り換え時間は余裕を持っていたのですが、TGV乗車時間には駅に着くことができず、駅に到着後TGVのチケットを取り直します。出発時間が過ぎていたからか時間変更などができず新規でチケットを購入する必要がありました。格安バスだったので補償などはありませんでしたが少し痛い出費になりました…
バスが遅れることは稀かもしれませんが、バスの到着が遅れてしまうこともあると思うのでTGVのチケットを取る際は時間に余裕を持ったスケジュールを立ててください。
モンサンミッシェルからレンヌまで(バス)
レンヌからモンパルナスまで(TGV)
移動と見学にかかった費用
1はRailEuropeで予約しました。
2はKEOLIS ARMORで予約しました。
3はHôtel Vert Mont Saint Michel公式サイトで予約しました。
7はSNCFで予約しました。
| 経路 | 予約日 | 利用日 | 費用 |
1 | 【鉄道】Paris Charles de Gaulle Airport TGV→Rennes | 2023/4/30 | 2023/7/3 | EUR91.45 当時レート¥15,919/2名 |
2 | 【飲食】Restaurant La Salicorne ビール×2,ランチプレート×2 | -現地購入 | 2023/7/3 | EUR30 当時レート¥4,740/2名 |
3 | 【バス】Rennes⇔MONT SAINT-MICHEL(往復) | 2023/4/27 | 2023/7/3 | EUR50 当時レート¥7,517/2名 |
4 | 【宿泊】Hôtel Vert Mont Saint Michel | 2023/4/2 | 2023/7/3 | EUR90.6 当時レート¥13,431/2名 |
5 | 【飲食】Restaurant La Salicorne カキ、ステーキ、ラムの煮込み、白ワイン2 | -現地購入 | 2023/7/3 | EUR71 当時レート¥11,218/2名 |
6 | 【入場チケット】モンサンミッシェル | 2023/5/4 | 2023/7/4 | EUR47.8 当時レート¥3,320/2名 |
7 | 【飲食】Le Tripot ビール2、ムール貝、ガレット | -現地購入 | 2023/7/4 | EUR35.6 当時レート¥5,625/2名 |
8 | 【鉄道】Rennes→Paris Montparnasse | 2023/5/5 | 2023/7/4 | EUR102 当時レート¥15,588/2名 |
9 | 【鉄道】Rennes→Paris Montparnasse ※遅延のため新規チケット購入 | -現地購入 | 2023/7/4 | EUR62 当時レート¥9,953/2名 |
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