ドイツ[個人手配]「ライン川を一望する中世の城滞在記」世界遺産地域オーバーヴェセル1泊2日のおすすめ旅行

ハネムーン前半、ドイツのケルン滞在後、ミュンヘンへ移動する間に個人手配1泊2日でオーバーヴェセルに滞在しました。この記事ではドイツに行くならぜひおすすめしたいのがオーバーヴェセル。本記事ではオーバーヴェセル観光の紹介と実際に泊まったホテルの詳細を写真と共にご紹介したいと思います。

ケルンやミュンヘンの情報はモデルコースの記事(ComingSoon)、ケルン、ミュンヘンの紹介記事(ComingSoon)がありますので興味がある方はぜひご覧ください。

世界遺産地域のオーバーヴェセル

オーバーヴェセルは地域一帯がユネスコの世界遺産に登録されています。

オーバーヴェセルはドイツの西部に位置する小さな街でライン川沿いにあります。この町は中世の雰囲気を色濃く残しています。この地域一帯には保存状態の良い古い城壁や塔、中世の建物が多く残ることでも知られています。歴史的な建築物と美しい自然の景色が融合し、特別な体験ができるスポットです。ライン川含めた自然風景とともに、その歴史がオーバーヴェセルの魅力となっています。

ケルンからオーバーヴェセルまでの行き方

電車で乗換え「0」回または「1」回で移動可能

ケルンからオーバーヴェセルまでは電車で行くことができます。
今回のハネムーン旅行の重要目的の中に「ドイツの古城に泊まりたい」があり、その願いを叶えるため、ケルン→ミュンヘンの移動の中間地点に位置するオーバーヴェセルを訪れることにしました。

電車はドイツ鉄道(Deutsche Bahn)の公式サイトから事前に予約することができます。

急な電車の変更は海外の常識

5月にケルンからオーバーヴェセルまでの電車を予約し計画を進めていました。
しかし6月2日にTimetable changeのメールが..その後6月5日にも同様にTimetable changeのメールが..この時はまだハネムーン旅行に出る前だったので何とかなるかという気持ちでスルーしていました。その後6月26日に計画していた電車がなくなったとのメールが届きます。さすがに驚いたのでインターネットでドイツ鉄道を利用された他の方の口コミを検索します。すると現地で変更できるとのことが分かりケルンで変更手続きをしようと決めます。

ケルンを出発する日、少し早めに鉄道のチケットカウンターに向かいました。確認の結果、変更手続き等はなく、予約していた時間以外の他の時間の電車に乗ることが可能と分かりました。安心して駅のホームに向かいますがこの後も事件が…
当初は乗り換えなしの電車だったのですが1回乗換をする電車に乗ってしまった為、乗換の駅のホームで惑わされることとなります笑
駅のホームの電光掲示板が機能していなかったのでGoogle MAPを頼りに乗換ホームを検索したのですが、Google MAPを検索する度に接続電車の行き先が変わり、その結果、出発時間や出発ホームが変わるので駅のホームを上がったり下がったりと右往左往することになってしまいました。
ケルン→オーバーヴェセル間の電車もそうでしたがその後のドイツ鉄道でも事件が起きました。今回のハネムーン旅行中はドイツ鉄道との相性が悪かったように思います…笑

後で気づきますが、メールに同じ日の行き先が同じ電車に変更可能と書いてありました。メールはしっかりと確認するようにしましょう笑

シェーンブルク城(Burghotel auf Schönburg)までの行き方と注意点

無事にオーバーヴェセル駅に到着。宿泊予定のシェーンブルク城は駅から近いことは認識していましたが、山の上にあるということでタクシーを手配して移動を考えました。しかし、駅周辺にタクシーの姿がなかったため、Google Mapで調べたところなんと徒歩移動ができることに気づきます。長く電車移動してきたこともありたまには歩いて散策しながら移動もありかと思い、下記地図の通りこの後徒歩で18分の道のりを歩むこととなります。しかし、この選択が後に後悔をすることとなります…

歩き始めは舗装された道を進んでいたのですが途中から道なき道の険しい山道を進むこととなります。舗装された道はまだ良かったのですが、険しい山道をスーツケースを持って登ることとなり体力的にもかなり辛い移動となってしまいました。

こちらのホテルへの宿泊を検討されている方は、チェックインした後に荷物を預け軽装になった後、散策することも可能なのでケチらずタクシーを手配を強くオススメします。車の場合5-10分ほどで移動できます。Uberのような現地アプリもあるようですが、面倒であれば少し割高にはなってしまいますがホテルに事前にチェックイン時刻などを伝えておき駅までタクシーを手配するようお願いしておくのが確実です。計画されている方はぜひ検討してみてください。

シェーンブルク城(Burghotel auf Schönburg)は絶対に泊まるべきホテル

シェーンブルク城は、ライン渓谷の数少ない平坦地の1つ、オーバーヴェーゼルを眼下に望む丘の上に建っています。高低差は90-100mほど、ライン川の上流方面にはプファルツ城とグーテンフェルス城を望むことができます。

シェーンブルク城の建設は、12世紀前半に始まりました。オーナーであったシェーンブルク公爵家はオーバーヴェセル一帯の支配権を持ちライン川を通る船から関銭を徴収しており財源が潤沢にあったそうです。城の増強を繰り返し、ライン川でも屈指の大きさを誇る城になったと言われています。

現在はホテルとして改装されており、壁に色がついている部分には何らかの手が加えられています。築城当初からの遺構は、灰色の外壁といくつかの塔の部分です。

シェーンブルク城の所有者変遷
12世紀前半〜17世紀途中
シェーンブルク公爵家
中世時代、シェーンブルク城主は全ての息子に相続権を与えており、城主死後、最大24家族、約250名が城内に住んでいたそうです。

17世紀〜
1688年にフランス王ルイ14世が神聖ローマ帝国選帝侯の1人プファルツ選帝侯の領土の継承権を主張しプファルツ継承戦争を起こします。この時オーバーヴェセルを含むライン地方も主戦場となり、翌年1689年にシェーンブルク城も戦火に巻き込まれてしまうことに。その後一族の嫡流男子が絶えたこともあり城は廃墟となります。

(この間所有者が数度入れ替わる)

19世紀後半〜
1885年にドイツ系アメリカ人の銀行家がオーバーヴェセルの街から城を購入します。巨額の金額を投じ改装を行い城を復活させます。1957年には現在の所有者であるヒュットゥル家が城を借り受け、ホテルとしての営業を始めます。

シェーンブルク城の魅力

このホテルは一生に一度は訪れて欲しいホテルです。お部屋の内装、広さ、ホスピタリティ、食事内容、全てにおいて大満足のホテルで必ず再訪しようと決めたホテルです。
写真では伝えきれない魅力満載なので、是非!シェーンブルク城に泊まってみてください。

城主気分で泊まれる部屋

外観だけでも満足でしたが、チェックインを済ませ部屋へ向かうといよいよ本格的に中世お城の中に来た気分になります。当然、ホテル用に補修や改修がされており当時の原型ありのままというわけではないですが、石畳や城壁から当時の雰囲気を堪能することができるでしょう。

部屋の中に入るとウェルカムフルーツのリンゴとウェルカムドリンクのシェリー酒がクラシカルでオシャレな瓶とグラスで用意されておりより一層タイムスリップした感覚を味わうことができます。冷蔵庫の中にあるドリンク(ビール含む)は追加料金はかからず利用することができます。

個室サウナ&専用バルコニーで整えられる(専用プランのみ)

今回宿泊したプランには個室サウナが付いていました。電源をいれると起動し、10分もすれば90度近くの温度まで上昇します。バスルームに併設しているのでバスルームに水を張り、何度も繰り返し楽しみました。これだけでなく今回宿泊した部屋には外に専用のバルコニーがあったので、サウナに入った後外気に触れながらベンチに座る(バスローブを着ています)、整いながらお酒を楽しむという体験もできます。夜は外気の気温がかなり下がるので温度差を楽しむことができました。サウナーにとっては至極の時間を味わうことができる部屋かと思います。海外で日本以上にサウナを楽しむことができるなど全く想像しておらず、部屋にサウナがついてるくらいかとナメていましたが、専用バルコニーがあることで山の上の城でサウナで整うという超非日常体験を味わうことができました。宿泊を検討されている方でサウナが大好きな方はこのプランは絶対にオススメです!

テラスはライン川を一望する格別の景色

今回の旅行では2日とも天気が良くなった為、テラスで食事をする機会はありませんでしたが天気の良い日はテラス席からライン川を一望することができ朝、夜と全く違う雰囲気を味わうことができます。

夕食ディナーはコースでお任せ

離れの会場でコースディナーを味わうことができます。夕食と翌日の朝食は宿泊プランに全て含まれているのでドリンク以外は全てお任せで素敵な雰囲気の中で、食事のひと時を過ごすことができます。
※ドリンクは別途追加料金がかかりました。

朝食モーニングはビュッフェスタイルで

ドイツといえばソーセージですが、ビュッフェスタイルで3種類のソーセージを食べることができました。肉々しく、ジューシーでとても美味しいソーセージで思わず3回ほどおかわりをしてしまったほどです。その他にもサーモンや生ハムなどたくさんの種類から好みに応じて取り放題、選ぶことができます。モーニングですがシャンパンやワインなどお酒も朝食プランに含まれており飲み放題なのでとても満足度の高い朝食が味わえるかと思います。

周辺情報

オーバーヴェセル駅の周辺には教会など歴史的な建物が目立ちます。城まで行くと周辺には何もないので散策がてら麓まで降りて必要に応じて調達するか、城に向かう前に事前にスーパーに立ち寄っておくと良いでしょう。駅から徒歩10分ほど大通りを歩いていくと中型スーパーが3つほど同じ場所で営業しています。私たちはドイツでお馴染み、ディスカウントストア「Lidl(リドル)」で追加のお酒や夜食用のアイス、パン、クッキーなどを調達しました。Colgate(コルゲート)がヨーロッパで最も安かったため歯磨き粉も購入しました。(Sweetee調べ)

最寄りスーパーまでは駅から歩いて10分

周辺には3つのスーパーマーケット

オーバーヴェセルのまとめ

オーバーヴェセルの旅は最高の思い出となりました。ハネムーンでヨーロッパを検討されている方にはオーバーヴェセルへの立ち寄りはオススメです。街全体が観光地という感じで中世の雰囲気を感じられるとても素敵な場所です。
オーバーヴェセル旅行を検討されている方は以下のことを覚えておいてください。

・ドイツ鉄道のTimetable changeのメールに焦らない
・シェーンブルク城まではタクシーなどを手配する
・シェーンブルク城に登る前に駅周辺のスーパーで必要なものの買い物を済ます
Sweetee
Sweetee

最高の思い出になった古城ステイだったわ❤️

Dumbo
Dumbo

結婚10周年の時にまた来よう!
ぽぽぽ❤️

移動と見学にかかった費用

鉄道は事前にドイツ鉄道(Deutsche Bahn)公式オンラインサイトより予約をしました。

経路予約日利用日費用
【鉄道】ケルン中央駅(Napoli Centrale)→オーバーヴェセル駅(Oberwesel Bahnhof)2023/5/42023/7/26EUR39.8
当時レート¥6,083/2名
【宿泊】Burghotel auf Schönburg
部屋タイプ:Suite with Sauna 28 (adults only)個室サウナ、専用バルコニー、朝夕食付き
2023/4/62023/7/26EUR440
当時レート¥69,960/2名
【追加】Burghotel auf Schönburg
飲料:シャンパン2、白ワイン2、赤ワイン2、コーヒー2
-現地購入2023/7/26EUR39.2
当時レート¥6,233/2名
【タクシー】Burghotel auf Schönburgオーバーヴェセル駅(Oberwesel Bahnhof)-現地購入2023/7/27EUR9.5
当時レート¥1,453/2名
【鉄道】オーバーヴェセル駅(Oberwesel Bahnhof)→ミュンヘン中央駅(München Hauptbahnhof)-現地購入2023/7/27EUR47.8
当時レート¥7,305/2名

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