ハネムーン途中、個人手配で2泊3日スペインのバレンシアに滞在し、バレンシア市街地、周辺を観光しました。
その前がスペインのマドリードでしたのでバレンシアへは鉄道を利用して移動しました。
現地ホテルや主要な観光地では簡単な英語も通じるので、言語が通じないということはほとんどなかったように思います。
その前のスペインのマドリード滞在に興味がある方はこちらの記事を参照ください。
スペインバレンシアを2泊3日で堪能する旅
今回のルート
マドリード(スペイン)→バレンシア(スペイン)
本記事では実際に私たちがスペインのバレンシアを拠点としてその周辺を旅行した経験をもとにバレンシアといえばこのルート!のモデルプランを紹介します。
バレンシアの2泊3日のモデルコース
私たちがおすすめするモデルコースはこちら。日本からは現時点(2024年8月現在)直行便が就航していないため、ロンドン・パリ・アムステルダムといったヨーロッパ主要都市を経由して経由することにより、バレンシア行きの便を利用することができます。
今回、私たちは周遊途中でしたのでその前に滞在していたスペインのマドリードから鉄道(OUIGO)で移動しました。遅延などなく順調に移動できれば鉄道で約2時間となります。計画次第では当日も観光が可能なので事前にスケジュールを確認しておきましょう。
・1日目
マドリード(スペイン)からバレンシア(スペイン)まで移動
・2日目
バレンシア闘牛場→ノルテ駅→バレンシア中央市場→Orxateria Santa Catalina→サンタマリア大聖堂→セラノスの塔→バレンシア美術館(無料)→Puerta del Mar
・最終日
バレンシア(スペイン)からバルセロナ(スペイン)へ移動
1日目:マドリード(スペイン)からバレンシア(スペイン)までの移動
1日目の流れ
マドリード(スペイン)からバレンシア(スペイン)まで移動
ホテル 15:20発 ※チェックアウト後ラウンジでひと仕事
Madrid - Chamartín - Clara Campoamor 17:15発
Valencia - Joaquín Sorolla 19:04着
ホテル(Purple Nest Hostel) 20:05着
OUIGO乗車時には荷物のチェックがあり、乗車に時間がかかります。時間に余裕を持って駅のホームに行くようご注意ください。ハネムーンの旅行中に荷物が増えてしまい、OUIGOの予約時には荷物を1つしか申請していなかった為、その場で追加料金を徴収されました。出発の30分前まではweb上から荷物追加ができるようですので、荷物の申請をお忘れなく!
宿泊:Purple Nest Hostel
今回予算面は当然のことながら観光地へのアクセスが比較的良ホテルを探していたところ見つけたのがこちらのホテルでした。施設はドミトリータイプがメインのホテルですがとても綺麗で1階にフリースペースのようなラウンジ、キッチン、電子レンジなどがあり、10分圏内にスーパーなどもあり快適に過ごすことができました。私たちはドミトリータイプではなく上階にある個室に宿泊しました。他の宿泊の方との共有バストイレの使用をしたくなかったので、共有ではない個室部屋専用のシャワートイレ室のある部屋タイプを予約しました。冷房を各部屋で制御できなかったため、とても暑い思いをしましたがフロントに冷房を強めてほしいとリクエストすると対応してくれました。
宿泊した日がバレンシアで有名なトマト祭りの日程と近かったため、トマト祭りのポスターが様々なところに貼られていました。こちらのホステルはトマト祭りの送迎と宿泊のセットで販売しているようなので、トマト祭りに興味のある方はこちらのホステルへの宿泊を検討されるのも良いと思います。
スーパー:Mercadona
バレンシアといえばパエリアですが、パエリアと同じくらい美味しくて感動したのがMercadonaのスーパーマーケットの唐揚げです!ハネムーン旅行も約2ヶ月が経過し、美味しい日本食が食べたかった私たちですが、こちらの唐揚げは日本で食べる唐揚げと同じかそれ以上に美味しかったように思います。個数を注文したらフライヤーで揚げて提供してくれるので揚げたての唐揚げを食べることができます。
Mercadonaのスーパーマーケットは、店内が清潔で広く、他のお惣菜もとても美味しかったので近くに滞在予定の方は是非立ち寄ってみてください。
2日目:バレンシア市街地散策
2日目の流れ
ホテル 13:10発
バレンシア闘牛場 13:30-13:40
ノルテ駅 13:40-13:50
バレンシア中央市場 14:00-14:10
休憩:Orxateria Santa Catalina 14:20-14:40
サンタマリア大聖堂 15:00-15:10
セラノスの塔 15:15-15:20
バレンシア美術館 15:30-16:30
食事:Puerta del Mar 17:00-18:20
バレンシア闘牛場(Plaça de Bous de València)
1851年に建設が始まり、1859年に完成しました。この闘牛場は、バレンシアの中心部に位置し、その円形のネオクラシック様式の建築が特徴的です。
建物は赤レンガと石で造られており、ローマのコロッセウムを思わせる外観を持っています。約17,000人を収容できる大規模な施設で、スペインでも有数の規模を誇る闘牛場の一つです。
もともとは闘牛の開催を主目的として建設されましたが、現在ではその用途は多岐にわたっています。伝統的な闘牛イベントだけでなく、コンサート、文化イベント、スポーツ競技など、さまざまな催しが行われる多目的な会場として利用されています。
また、闘牛場内には闘牛博物館が併設されており、闘牛の歴史や文化に関する展示を見学することができます。ここでは、歴代の有名な闘牛士の衣装や道具、ポスターなどが展示されています。
闘牛に対する社会的な見方が変化している中で、この闘牛場は伝統と現代のバランスを取りながら、バレンシアの文化的シンボルとしての役割を果たし続けています。
ノルテ駅(València Nord)
1917年に完成したこの駅は、その美しいモデルニスモ様式の建築で知られています。
駅舎は、バレンシアの著名な建築家デメトリオ・リベスによって設計されました。外観は華やかな装飾が施され、オレンジの花や果物のモチーフなど、バレンシア地方の特徴を取り入れた細部が特徴的です。特に正面入口の大きなステンドグラスの窓は、駅の象徴的な要素となっています。
内部も同様に美しく装飾され、モザイクタイルの床、華麗な天井、装飾的な木製のチケットカウンターなど、芸術的な要素が随所に見られます。これらの建築的特徴により、ノルテ駅はバレンシアの重要な文化遺産の一つとして認識されています。
交通の要所としても重要な役割を果たしており、バレンシアと他の主要都市を結ぶ長距離列車や地域列車の発着駅として機能しています。また、駅の周辺には市内の主要なバス路線の停留所もあり、市内外への交通の中心地となっています。
バレンシア中央市場(Mercat Central de València)
1914年に建設が始まり、1928年に完成したこの市場は、スペインで最も古く、かつ最大級の市場の一つです。アール・ヌーヴォー様式の美しい建築が特徴で、色とりどりのステンドグラスや装飾タイルが訪れる人々の目を引きます。
市場内にはおよそ1,200以上の店舗があり、新鮮な魚介類、肉、野菜、果物、スパイス、ナッツなど、地元の食材が豊富に取り揃えられています。バレンシアの文化と生活を体感する場として、地元の人々や観光客で賑わっています。また、バレンシア料理を味わうための小さなレストランやバーもあり、特に新鮮なシーフード料理やパエリアが人気です。
休憩:Orxateria Santa Catalina
歴史的な喫茶店で、地元の人々や観光客に親しまれています。19世紀に創業したこの喫茶店は、バレンシアの伝統的な飲み物「オルチャータ(Horchata)」の専門店として有名です。オルチャータは、タイガーナッツ(chufa)から作られた甘い飲み物で、特に暑い夏の日に人気があります。
店内は、美しいタイル装飾やクラシックなインテリアが特徴で、歴史を感じさせる落ち着いた雰囲気があります。Orxateria Santa Catalinaでは、オルチャータと一緒に「ファルトン(fartóns)」と呼ばれる甘いパンも提供されており、これをディップして食べるのが定番のスタイルです。
好みの分かれる味でしたが、バレンシアでしか味わえないオルチャータを試してみてはいかがでしょうか。
サンタマリア大聖堂(Catedral basílica metropolitana de l’Assumpció de la Mare de Déu de València)
バレンシア市の旧市街に位置する壮麗な大聖堂です。13世紀に建設が始まり、様々な建築様式が融合しているのが特徴で、主にゴシック様式ですが、ロマネスク、ルネサンス、バロック、ネオクラシカルの要素も見られます。
大聖堂の中には、バレンシアの守護聖人である聖母マリアに捧げられた「聖杯の礼拝堂(Capilla del Santo Cáliz)」があり、ここにはキリストが最後の晩餐で使用したとされる聖杯(Holy Grail)が展示されています。
また、大聖堂の塔「ミゲレテ(El Micalet)」はバレンシアの象徴的なランドマークで、塔の上からはバレンシア市街を一望することができます。
セラノスの塔(Torres dels Serrans)
中世の防衛塔で、14世紀末に建設されました。この塔は、バレンシアの旧市街を囲む城壁の主要な門の一つとして機能しており、その壮大なゴシック建築が特徴です。セラノスの塔は、その大きさと保存状態の良さから、ヨーロッパで最も重要なゴシック様式の都市門の一つとされています。
かつては城門として都市防衛の役割を果たしていましたが、後には牢獄としても使われました。現在では、観光名所として一般公開されており、塔の上からはバレンシア市街やトゥリア川の美しい景色を楽しむことができます。
バレンシア美術館(Museu de Belles Arts de València)
この美術館は、スペイン国内で最も優れたコレクションを誇る美術館の一つで、特に中世からルネサンス、バロック時代にかけての絵画が充実しています。
展示されている作品には、エル・グレコ、ディエゴ・ベラスケス、フランシスコ・デ・ゴヤなど、スペインの著名な画家たちの作品が含まれています。また、バレンシア出身の画家であるホアキン・ソローリャの作品も多数展示されています。
こちらの美術館は、無料で入場することができます。
食事:Puerta del Mar
有名なレストランで、新鮮な地中海料理と伝統的なバレンシア料理を楽しめる場所です。特に、バレンシアの代表的な料理であるパエリアや、新鮮なシーフードを使った料理が人気です。
レストランは洗練されたモダンなインテリアで、リラックスした雰囲気の中で食事を楽しむことができます。また、地元の食材を活かした多彩なメニューを提供しており、観光客だけでなく地元の人々にも愛されています。
本格パエリアの味はとにかく絶品でした。日本で食べるパエリアも美味しいですが、本場のパエリアは想像よりもずっと美味しかったので、ぜひこちらのお店で試してみてください。
最終日:バレンシアからバルセロナへ移動
最終日の流れ
ホテル 13:00発
Valencia BUS STATION駅を14:30発
Barcelona,estacio d autobusos nord駅に18:45着
ホテルへ移動
ホテル(Hostal Lami) 20:05着
バレンシアバスステーション(Estació d’autobusos de València)
まとめ
バレンシアのスーパーで買った揚げたての唐揚げが本当に美味しかったわね❤️
スペインはどこの街も食事が美味しすぎて幸せだった❤️
ぽぽ❤️
❤️ぽぽぽ
移動と見学にかかった費用
1はOUIGO公式より予約をしました。
5はAlsa Bus公式より予約をしました。
| 経路 | 予約日 | 利用日 | 費用 |
1 | 【鉄道】マドリード(スペイン)→バレンシア(スペイン) Madrid chamartin駅→Valencia joaquin sorolla駅 OUIGO | 2023/5/17 | 2023/8/21 | EUR23 当時レート ¥3,472/2名 |
2 | 【鉄道】Valencia駅→Colon駅 ※ホテルまでの移動 FGV | -現地支払 | 2023/8/21 | EUR6.5 当時レート ¥1,054/2名 |
3 | 【休憩】Orxateria Santa Catalina 木の樹液、ビール | -現地支払 | 2023/8/22 | EUR6.5 当時レート ¥1,027/2名 |
4 | 【飲食】Puerta del Mar ビール2、パエリア | -現地支払 | 2023/8/22 | EUR45 当時レート ¥7,304/2名 |
5 | 【バス】バレンシア(スペイン)→バルセロナ(スペイン) Valencia BUS STATION駅→Barcelona,estacio d autobusos nord駅 Alsa | 2023/5/17 | 2023/8/23 | EUR19.8 当時レート ¥2,988/2名 |
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