フランス[個人手配]「南フランスコートダジュール」カンヌ・ニース・モナコ2泊3日のおすすめ旅行

ハネムーン前半、個人手配2泊3日でフランスのニースに滞在しました。その前に滞在していたマルセイユから電車移動でニースへ移動し、ニースを拠点にカンヌやモナコなど周辺地域の観光をしました。フランスに行くならぜひおすすめしたいのが南フランス。コートダジュールと呼ばれる地中海一帯のエリア(カンヌ・ニース・モナコ)は日帰りで移動できます。本記事ではニースを拠点に観光したカンヌ、モナコの紹介と実際に泊まったホテルの詳細を写真と共にご紹介したいと思います。

その他フランスの情報はモデルコースの記事(ComingSoon)がありますので興味がある方はぜひご覧ください。

コートダジュール初心者向け2泊3日で堪能する旅

今回のルート

ニース→カンヌモナコ

本記事では実際に私たちが南フランスのコートダジュールを旅行した経験をもとにカンヌ・ニース・モナコといえばこのルート!のモデルプランを紹介します。

  • ニース観光
  • カンヌ観光
  • モナコ観光

弾丸ではありますが、2泊3日の日数でも満喫できるプランになっているのでぜひご参考にしてみてください。

ニース・カンヌ・モナコ2泊3日のモデルコース

私たちがおすすめするモデルコースはこちら。日本からは直行便はないためパリ、ロンドン、フィンランドなどで乗り換えニースまで行くことができますが、私たちは周遊途中でしたのでその前に滞在していたマルセイユからニースへ電車で移動しました。約2時間40分ほどで移動できます。到着時間によっては初日も充分周遊できるので事前に計画を立てておけると良いでしょう。

・1日目
マルセイユからニースまでの移動
ニース市街地を観光
マセナ広場→プロムナード・デ・ザングレ→ル・ネグレスコホテル(外観)→I LOVE NICEの写真→城壁公園→サン・ルパラット大聖堂
カンヌへ移動

カンヌ市街地を観光
Astoux et Brunで夕食→カンヌのレッドカーペットの偽物で写真→レッドカーペットの本物の前で写真→海岸沿いの散歩→足だけ海へ→ノートルダム・エスペランス教会

・2日目 
ニースで海に入る
ニースからモナコへ移動
モナコを観光
カジノ・ド・モンテカルロ→熱帯公園→日本庭園(工事中)→セント・チャールズ・チャーチ→大公宮殿→ニースのホテルへ帰宅

・最終日
ニースからパリへ電車で移動

コートダジュールの魅力をたっぷり詰め込んだ弾丸プランです!

1日目:マルセイユからニースへ移動、ニース、カンヌを観光

1日目の流れ
マルセイユからニースまで電車移動 8:28発-11:08着

滞在予定のHotel Saint Gothardにスーツケースを預ける

ニース市街地を観光
マセナ広場 11:34-11:45
プロムナード・デ・ザングレ 11:51-12:02
ル・ネグレスコホテル 12:10-12:20
#ILoveNICE 13:12-13:15
城跡公園 13:20-13:55
サン レパラート大聖堂 14:30-14:40

ニースからカンヌへ電車移動 17:02発-17:40着

カンヌ市街地を観光
Astoux et Brunで夕食 18:00-19:20
カンヌのレッドカーペット(偽物) 19:35-19:40
レッドカーペットの本物の前で写真 20:05-20:10
海岸沿いを散歩 20:05-20:45
ノートルダム・エスペランス教会 20:55-21:20

カンヌからニースへ電車移動 21:40発-22:19着

マルセイユからニースへの移動

宿泊先:Hotel Saint Gothard

今回宿泊はニース駅の近くにあり観光のアクセスと予算面からHotel Saint Gothardを選びました。
到着時、チェックイン時間前だったためチェックインはできませんでしたがスーツケースなど大きな荷物を預けることができたので市街地観光ができました。

マセナ広場(Place Masséna)

地中海の美しい景色に面した中心的な広場です。この広場は、花や樹木で飾られた美しい公園が特徴で、地元の人々や観光客が集まる人気のスポットです。広場の周囲にはカフェやレストランが立ち並び、地元の料理や飲み物を楽しむことができます。また、マセナ広場からはニースの美しい海岸線を眺めることができ、散歩やリラックスするのに最適な場所です。ニースを訪れる際には、マセナ広場で地中海の風を感じながら素敵な時間を過ごしてみてください。

プロムナード・デ・ザングレ(Prom. des Anglais)

美しい地中海の景色を楽しめる人気の散策路です。この広大な海岸通りは、美しい砂浜のビーチや地中海の青い海を眺めながら、散歩やジョギングを楽しむことができます。また、プロムナード・デ・ザングレにはレストランやカフェも多くあり、美味しい食事や飲み物を楽しみながらリラックスすることができます。夕暮れ時にはロマンチックな雰囲気が漂い、夜景も美しい場所として知られています。

とても綺麗で美しい場所ですが、過去には悲しい事件があった場所でもあります。2016年7月14日、フランス革命を祝うパリ祭の日にプロムナード・デ・ザングレで花火の見物客の列にトラックが突っ込むという凄惨なテロ事件が起こりました。

ル・ネグレスコホテル(Le Negresco)

ル・ネグレスコホテルは、フランスの歴史的建造物に指定されています。
このホテルの歴史について簡単にご紹介します。
創業者アンリ・ネグレスコ(ルーマニアのブカレストで誕生)は15歳でルーマニアを離れ、パリやモナコを転々とし、カジノで働くためニースへやって来ました。その後オランダ出身の建築家エドゥアール・ニエルマンに出会いホテル建設を決心します。ラック・タルボ自動車会社社長を共同出資者に獲得し、ホテル建設の資本を調達しました。オープニング時には(創業は1913年1月)、8ヶ国の国王夫妻を賓客に迎えました。順調なスタートかと思われましたが、間もなくして第1次世界大戦が勃発。ホテルは軍の病院となります。戦後、以前のような盛り上がりを見せることなく客足は絶え、1920年にネグレスコは貧しくパリで亡くなります。ホテルは8年目に倒産してしまい、ベルギーの会社に売却されます。

1957年、ジャン=バティスト・メスナージュ夫妻がオーナーになった後、再びホテルとして活気を取り戻し、VIP御用達のホテルへと発展します。夫婦の娘ジャンヌ(ニースの政治家ポール・オジエと結婚)が後を継ぎ、「ル・ネグレスコ」がフランスのニースを代表するホテルへと成長させます。

美しい地中海の景色を望むプロムナード・デ・ザングレに面しており、その優雅な建物とサービスでとても有名なホテルです。客室は豪華で快適な内装で装飾されており、多くの部屋からは海を眺めることができます。また、ホテル内には高級レストランやバー、スパなどの施設も完備されており、贅沢な滞在を楽しむことができます。私たちは外観のみを鑑賞しましたが、ぜひまたニースを訪れる機会があったらル・ネグレスコホテルで快適で贅沢な時間を過ごしてみたいと思いました。

#I Love NICE

地元の人々や観光客がこの美しい都市を愛する気持ちを表現する言葉です。I LOVE NICEは様々な場所で見ることができ、Tシャツやポスター、グッズなどにもよく使われています。ニースの魅力や魅力的な場所、美しい景色を称賛する意味を持ち、訪れる人々に喜びと幸せを与えるシンボルとして親しまれています。

城跡公園(Colline du Château)

歴史的な城の跡地を利用した広大な公園です。この公園は、かつての城壁や要塞の遺構が残る場所で、訪れる人々に歴史的な雰囲気を味わうことができます。また、公園内には広々とした芝生の広場や古い石の建造物が点在し、散策やピクニックを楽しむことができます。
公園からはニースの美しい街並みや地中海の景色を眺めることもできます。坂道や階段が多く少し疲れますがぜひニースを訪れた際は城跡公園に足を運んでみてください。

サン レパラート大聖堂

市内を代表する歴史的な建造物の1つです。この大聖堂は、バロック様式の美しい外観と、内部にはバロックやルネサンスの美術品が飾られています。特に、大理石の装飾や彫刻、ステンドグラスが見どころの一部となっています。

ニースからカンヌへの移動

夕食:Astoux et Brun

カンヌといえばシーフード!ということでGoogle mapで調べて評価の高かったこちらのお店に行きました。牡蠣を食べたかったので大皿に入った牡蠣を堪能しました。牡蠣の個数や産地を選ぶことができ、一粒一粒が大きくとてもクリーミーで美味しかったのでニースを訪れる方は是非こちらのレストランで牡蠣を堪能してみてください。

カンヌのレッドカーペット(Palais des Festivals et des Congrès de Cannes)

カンヌといえは国際映画祭のレッドカーペットが有名かと思います。世界的に有名な映画祭の象徴的なこのレッドカーペットは、カンヌ国際映画祭の開催期間中に映画スターや映画監督、そして世界中から来るメディアによって歩かれます。
長さ約400メートルの豪華な赤い絨毯は、映画界の著名人たちが集まるイベントの会場で、ファッションとエレガンスを競い合う場としても知られているようです。
ここで皆さんに注意があります!このレッドカーペットを探している途中にとても似ている階段がありますので間違えてそこで写真を撮り、満足して帰らないようにしてください笑
似ている階段の写真は2つ目の写真になります。今思えば全然違いますが当時はここがあの有名な階段だ!とハイテンションで写真を撮りまくっていました。私たちが写真を撮りまくっていたので他の観光客の方も勘違いをしてこの階段で写真を撮った方が何人かいました..笑もう少し進んだ隣の階段でスターのパネルが置かれている場所がカンヌのレッドカーペットの場所ですのでご注意ください。

海沿いを散歩

海沿いの道は広く綺麗に舗装されています。おしゃれなカフェやレストランもあるので散歩の休憩立ち寄るのも良いかと思います。
海の砂は細かい砂なので水着の中や足の指の中に入ってくるような砂で全体的に汚れてしまいます。簡易的なシャワーはありましたが水しか出なかったので、ビーチに入りたい!と思っている方はカンヌの海よりもニースの海をオススメします。
天気が悪かったからかカンヌの海に入っている方はニースよりも少なかったように思います。

ノートルダム・エスペランス教会

美しいゴシック様式の建築物のこの教会は、カンヌの市街地に位置し、市内のランドマークの1つとなっています。内部には、豪華なステンドグラスや壮麗な装飾が施されており、訪れる人々に静寂なる祈りの場を提供しています。また、教会の外観も見事であり、美しいローズウィンドウが印象的です。

私たちが旅行した7月は白夜だったため21時頃に夕陽が沈みました。夜のカンヌを見る予定でしたが、坂や階段を登って歩き回って疲れたため夜のカンヌを見ることなくホテルへ戻りました。ライトアップしたカンヌはとても綺麗なようなのでぜひ夜までカンヌを楽しんでみてください。

2日目:ニースの海を堪能後、モナコへ移動

2日目の流れ
プロムナード・デ・ザングレで朝食・ニースで海に入る 11:40-14:00

ニースからモナコへ電車移動 16:33発-16:55着

モナコを観光
カジノ・ド・モンテカルロ 17:15-17:20
熱帯公園 17:20-17:30
日本庭園(工事中) 17:30-17:35
セント・チャールズ・チャーチ 17:45-17:55
大公宮殿 18:40-19:20

モナコからニースへ電車移動 20:40発-21:00着

ニースで海に入る

ニースの砂浜は大きめの石なので長時間座っていると少し痛いです。ビーチに入る予定がある方は敷物などがあると良いと思います。石が大きいので砂まみれになることなく汚れないのでニースのビーチはオススメです。日差しが強いので日焼け対策(ラッシュガードや、日焼け止め、帽子など)は必須です。お忘れなくお持ちください。

ニースからモナコへの移動

カジノ・ド・モンテカルロ(Casino de Monte-Carlo)

世界的に有名な高級カジノのひとつです。このカジノは、モナコのモンテカルロ地区に位置し、華やかな建築と贅沢な内装が特徴です。19世紀に建設され、世界中の富裕層やセレブリティが訪れる場所として知られています。カジノ内には、バカラやルーレット、ブラックジャックなどの多彩なゲームがあり、贅を尽くした雰囲気の中、エキサイティングなギャンブル体験が楽しめます。また、カジノ・ド・モンテカルロは、映画や文学作品などにも度々登場し、そのエレガントな雰囲気が世界中の人々を魅了しています。私たちは外観のみ見学をしましたが、せっかくのモナコ旅行なのでカジノを楽しみながら豪華絢爛な内装を楽しむのも良いと思います。

熱帯公園(Jardins de la Petite Afrique)

この公園は、モナコの中心部に位置し、美しい植物や花々が楽しめるリラックスできる場所です。訪れる人々は、熱帯の雰囲気を味わいながら、散歩やピクニックを楽しむことができます。公園内には、池や噴水、ベンチなどがあり、静かなひとときを過ごすのに最適な環境が整っています。熱帯公園は、地元の住民や観光客の憩いの場として使われており、ピクニックをしている人も多くいました。

日本庭園(Japanese Garden)

この庭園は、静かな雰囲気と美しい自然景観で知られています。訪れる人々は、枯山水や池、風景の美しさを楽しみながら、日本の文化に触れることができます。私たちが訪れた時は工事中で中を見ることはできませんでしたが、この日本庭園は、モナコで特別な場所のひとつで、リラックスした時間を過ごしたい人々にとって魅力的なスポットのようなので次回モナコに来ることがあったら是非行ってみたい観光スポットです。

セント・チャールズ・チャーチ(St. Charles Church)

美しいバロック様式の建築で知られる教会です。この教会は、モナコの歴史的な建造物のひとつであり、中心部に位置しています。訪れる人々は、豪華な内装や装飾を見学しながら、静かな祈りのひとときを過ごすことができます。

モナコ大公宮殿(Le Palais Princier de Monaco)

モナコ大公家の公式な居城です。この宮殿は美しい中庭や豪華な内装で有名です。毎日午前中には、観光客は宮殿の内部を見学することができます。
私たちが訪れた時は、モナコ公国レニエ3世大公生誕100周年イベントを開催していたためかフランスのラグビー代表選手が集まっていました。厳重な警備体制だったため写真はあまり撮れませんでした。

レニエ3世について簡単にご紹介します。
レニエ3世はモナコ公国の「創設者」と言われるほどモナコの発展に貢献した方です。
「大きな夢を抱くには大きな国である必要はありません。その夢を実現するために多くの人々が必要ということもありません。」この名言は1949年から2005年まで、モナコの大公の中で最長治世記録となる56年にもわたるレニエ3世大公の治世の糧とされていた言葉です。
2023年に存命であれば100歳を迎えるはずだったレニエ3世大公は、モナコに偉大な軌跡を残し、この国を国際的に有名にしました。

最終日:パリへ移動、この日は革命記念日

3日目の流れ
ニースからパリへ電車移動 7:57発-13:50着

最終日はパリへ戻る予定だったので、朝早い電車でパリへ移動しました。
この日は革命記念日ということもありパリ市内が混雑していたり、交通が麻痺していないか心配していましたがパリ行きの電車は事前に予約していたこともあり快適に過ごすことができました。(電車内に警備の方がおり警戒はしているようでした)

SNCFについて

SNCFは 高速鉄道TGVなどを運行するフランス国有鉄道会社です。フランス国内はもちろん、ユーロ圏で鉄道移動をする際に使う機会が多かったのと、英語が苦でなければチケットなどもアプリで提示できるなどとても使いやすく便利だったのでフランスやそのほかEU圏で鉄道利用を検討されている方はぜひ使ってみてください。

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移動と見学にかかった費用

1,2,4,5はSNCFより予約をしました。

経路予約日利用日費用
【電車】マルセイユ(Marseille Saint Charles)→ニース(Nice-Ville)2023/5/52023/7/12EUR82
当時レート

¥12,531/2名
2【電車】ニース(Nice-Ville)⇆カンヌ(Cannes)
2023/7/122023/7/12EUR31.6
当時レート
¥5,002/2名
3【飲食】Astoux et Brun
カキ12、赤ワイン×2、サーモンクリームパスタ
-現地支払2023/7/12EUR74.9
当時レート¥11,610/2名
4【電車】ニース(Nice-Ville)⇆モナコ(Monaco Monte Carlo)2023/7/132023/7/13EUR17.6
当時レート¥2,768/2名
5【電車】ニース(Nice-Ville)→パリ(Gare de Lyon)2023/5/52023/7/14EUR132
当時レート¥20,173/2名

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