ハネムーン途中、個人手配で3泊4日オランダのアムステルダムに滞在し、アムステルダム市街地、アムステルダム周辺を観光しました。
その前がベルギーのブリュッセルでしたのでバスを利用して移動しました。ベルギーとオランダはシェンゲン協定加盟国なので入国審査などなく、入国することができます。
シェンゲン協定加盟国とは
https://schengenvisum.info/ja/wat-verschil-tussen-schengen-en-euより
シェンゲン圏に該当するヨーロッパの国は 27 か国あります。 これらはいわゆるシェンゲン加盟国です。 欧州連合 (EU) の居住者は、これらの国内を自由に旅行できます。
現地ホテルや主要な観光地では英語も通じるので、言語が通じないということはほとんどなかったように思います。
オランダアムステルダムを3泊4日で堪能する旅
今回のルート
オランダ(アムステルダム)→ケルン(ドイツ)
本記事では実際に私たちがオランダのアムステルダムを旅行した経験をもとにアムステルダムといえばこのルート!のモデルプランを紹介します。
- アムステルダム市街地観光
3泊4日の日数でも満喫できるプランになっているのでぜひご参考にしてみてください。
アムステルダムの3泊4日のモデルコース
私たちがおすすめするモデルコースはこちら。日本からは直行便はないためヨーロッパの主要都市で乗り換え(ドイツのフランクフルト、イギリスのロンドンなど)アムステルダムまで行くことができますが、私たちは周遊途中でしたのでその前に滞在していたベルギーのブリュッセルからアムテルダムへバスで移動しました。遅延などなく順調に移動できればバスで約2時間45分ほどとなります。到着時間によっては初日も充分周遊できるので事前に計画を立てておけると良いでしょう。
・1日目
ブリュッセル(ベルギー)からアムステルダム(オランダ)までの移動
・2日目
ザーンセスカンス(風車村)を観光
・3日日
アムステルダム市街地を観光
王宮広場(ダム広場)→ナショナル・モニュメント(ダム広場内)→飾り窓地区→運河散策→アンネの家→アムステルダム中央駅→アムステルダム国立美術館→運河横のレストランでクロケットチーズハム盛り合わせ、ワインを楽しむ
・最終日
アムステルダム(オランダ)からケルン(ドイツ)まで移動
アムステルダムの魅力をたっぷり詰め込んだ弾丸プランです!
1日目:ブリュッセルからアムステルダムへ移動
1日目の流れ
ブリュッセル(ベルギー)からアムステルダム(オランダ)12:52出発
アムステルダムに17:15到着
ホテルに17:45到着、XO Hotels Blue Squareに宿泊
1日目は移動に費やします。ベルギーのブリュッセルからアムステルダムへの移動は毎度お馴染みFlixBusというバス会社を利用しました。しかし、当日予定していたFlixBusが当日欠便(原因は不明)になったということで突然移動手段を失いますが、紆余曲折、交渉の末なんとか別便に乗車し移動することができました。大幅に到着時間が遅れることとなりますが、海外旅行では交通機関の時刻や予定表はあってないようなものだという心がまえが必要であることを今回の周遊旅行で身を持って学びました。詳細気になる方はベルギーブリュッセルの記事をご参考ください。
FlixBus
FlixBusは日本の高速バスと同じように、ウェブ上でチケット購入 → 当日乗り場でチケットを見せてバスに乗る、という流れで利用できます。今回予算はもちろん、移動時間を考慮して周遊の中で活用する機会が多かったです。予定通りに来なかったり、バス乗り場がわかりづらかったり(電光掲示板などもないことが多い)、乗れなかったりと苦い経験をしたFlixBusですが低価格で大陸間を移動できる手段としてはとてもオススメです。
宿泊先:XO Hotels Blue Square
今回宿泊はブダペスト市街地に近く観光のアクセスと予算面からXO Hotels Blue Squareを選びました。
XO Hotels Blue Square
Halal Fried Chicken
2日連続で訪れたHalal Fried Chicken(略してHFC)。KFCと似ていますが全く関係のないファストフードチェーンでホテルの近くにあり揚げたての美味しいチキンが食べられるお店です。ハネムーン旅行も20日以上過ぎレストランでの食事に疲れてしまっていたタイミングでした。ホテルで手軽にゆっくり食べられるようお持ち帰りDeal Boxを注文しました。ヨーロッパが思っていたよりも寒くヨーロッパの食事に少し疲れていた私たちですが、全世界共通の味の温かいチキンがとても身体に沁みて美味しかったです。オランダ限定のチキン屋さん(名前の通りハラル対応)なのでもしよかったら試してみてください。
Halal Fried Chicken
2日目:ザーンセスカンス(風車村)を観光
2日目の流れ
ホテルを 12:40出発
ザーンセスカンスに14:30に到着
ザーンセスカンスを見学14:40-17:00
アムステルダム駅構内を散策17:30-18:00
ホテル到着19:00
3日目:アムステルダム市街地観光ルート
3日目の流れ
ホテルを 12:40出発
王宮広場(ダム広場) 13:10-13:20
ナショナル・モニュメント(ダム広場内) 13:20-13:30
飾り窓地区 13:35-13:40
運河散策 13:40-13:55
アンネの家 14:00-15:50
アムステルダム国立美術館(外観) 16:05-16:20
軽食:Cafe-Bistro Hansel and Gretel 17:00-17:50
王宮広場(ダム広場):Dam
アムステルダムの中心部に位置する王宮広場(ダム広場)は、14世紀に建設が始まり、17世紀の黄金時代にはさらに拡張され、現在の形は1808年に完成しました。広場の北側には王宮(旧市庁舎)が位置しており、重厚な建物が印象的です。この王宮は現在、国王の公邸として使われています。一方、広場の東西には多数の古いburgher家(富裕市民の家)が立ち並び、オランダの黄金時代の面影を残しています。
広場の中央にはナショナル記念碑が設置されており、第二次世界大戦での犠牲者を称えています。夏場になると、広場には野外カフェが多数出て、観光客や市民で賑わいます。また、クリスマスマーケットやイベントの会場にもなり、アムステルダムの顔ともいえる存在となっています。運河に面している王宮広場は、遊覧船から眺めるのも風情があります。歴史と活気に満ちたこの広場は、アムステルダムを象徴する名所の一つと言えるでしょう。
ナショナル・モニュメント:Nationaal Monument
アムステルダムの王宮広場(ダム広場)の中央に位置するナショナル・モニュメントは、第二次世界大戦の犠牲者を追悼するための記念碑です。この石造りの記念碑は1956年に建立され、戦争中にナチスによる迫害から命を落とした市民を顕彰するためのものです。
記念碑の中心には永遠の火が燃え続けており、犠牲者への鎮魂の象徴となっています。周囲には銘板が設置されており、ユダヤ人をはじめとする多くの無辜の市民の名前が刻まれています。毎年5月4日の祭日「ドーデヘルデンダクト(死者追悼記念日)」には、王族や政府要人、一般市民が参列し、花を手向けて犠牲者に哀悼の意を表します。
ナチスによる残虐な迫害を経験したアムステルダムにとって、このナショナル・モニュメントは平和の尊さを訴え続ける象徴となっています。同時に、二度と同じ過ちを繰り返さないという市民の決意の証でもあるのです。
飾り窓地区:De Wallen
アムステルダムの飾り窓地区は、赤毛エリアとも呼ばれるヨーロッパ有数の風俗街です。運河に沿って立ち並ぶ狭い家々の窓ガラスには、衣を着た女性たちが立ち並び、通行人にアピールしています。
この地区は17世紀から存在し、当時は港町として栄えていたアムステルダムの水夫たちがよく立ち寄る場所でした。窓際に立つ女性たちの姿は、長い歴史に根付いた光景となっています。現在でも合法な職業として認められており、ある種の観光名所ともなっています。
一方で、人身売買や非合法な活動の温床になっているとの批判もあり、倫理的な観点から見解が分かれる地区でもあります。飾り窓の前を通る通行人の視線には様々な感情が交差しているはずです。活気と艶っぽさに満ちた一角でありながら、そこには歴史の重みと闇の部分も存在する、アムステルダムならではの風景なのかもしれません。
運河(グラハテンゴルデル:Grachtengordel)
アムステルダムの中心部を流れる運河は、17世紀の黄金時代に形作られた同市の顔ともいうべき存在です。
この運河は同心円状に広がる形で掘られ、アムステルダムの街並みを特徴づけています。当時は堀を兼ねた防御施設としての役割もありましたが、今では美しい景観スポットとなっています。運河沿いには、赤れんが造りの家々やカフェ、店舗が軒を連ね、のんびりとした雰囲気が漂っています。
運河cruiseに乗れば、水面からアムステルダムの街並みを堪能できます。優雅に流れをおった運河を眺めながら、レンガ造りの家々や小さな橋、川沿いの風車などを間近に見ることができるでしょう。
アムステルダムの運河は、世界遺産にも登録されている由緒ある観光名所です。歴史的建造物と現代的な利用が調和した、この街ならではの情緒あふれる景観は、多くの観光客を魅了し続けています。
アンネフランクの家:Anne Frank Huis
アンネ・フランクの家は、第二次世界大戦中のユダヤ人迫害からアンネ一家が避難先として隠れ住んでいた場所として知られています。この家はアムステルダムのプリンセングラヒト263にあり、1942年から1944年の2年以上の間、アンネをはじめとする8人のユダヤ人家族が非常に狭い空間で隠れ住んでいました。しかし1944年8月、彼らは警察に見つけ出され、強制収容所に送られてしまいます。15歳のアンネも収容所で命を落としました。
戦後、この隠れ家は一般に公開され、博物館として多くの人々が訪れるユダヤ人迫害の象徴となりました。アンネが書いた日記「アンネの日記」は出版され、世界中で読まれることとなります。今でも隠れ家には当時のままの部屋や家具が残されており、アンネ一家が過ごした生活を垣間見ることができます。年間100万人以上が世界中から訪れる、アムステルダムの重要な観光名所となっています。
見学方法やチケット購入についての記事を書いていますので見学を計画されている方はこちらの記事をご参考ください。
アムステルダム国立美術館:Rijksmuseum
アムステルダム国立美術館は、オランダを代表する美術館として世界的に名高い施設です。
同館が所蔵する名画の数々は、オランダの黄金時代の絵画を中心に構成されています。なかでも17世紀の巨匠、レンブラント、フェルメール、ハルスらの作品が目玉です。レンブラントの代表作「夜警」や、フェルメールの「牛乳を注ぐ女」など、肉筆の作品を間近で鑑賞できる絶好の機会といえるでしょう。
館内は広大な空間に分かれており、時代別や画家別に絵画が展示されているため、系統立って楽しめます。また、展示だけでなく、修復の様子を垣間見ることもできる斬新な工夫があります。
建物自体もインド風の植民地様式を取り入れたユニークな造りで、19世紀の面影が残されています。中庭の彫刻や壁画なども見逃せない魅力です。こうした内外の素晴らしい魅力から、世界中から年間200万人以上の観光客が訪れる人気の美術館となっています。
「I amsterdam」のモニュメントがあるとネットの記事にあったので周辺を探しましたが、2018年に撤去されてしまったようです。アムステルダム国立美術館 近くのカフェの前のベンチに「I amsterdam」と書いてあったので記念に写真を撮りました。
軽食:Cafe-Bistro Hansel and Gretel
オランダといえばクロケット!ということで運河沿いのレストランで休憩兼軽食を取りました。運河沿いにはいくつものレストランがあったので好みのレストランで休憩されるのも良いと思います。
最終日:ケルン(ドイツ)へ移動
最終日の流れ
ホテル 7:30発
Amsterdam Sloterdijk駅(バス乗り場)7:50着
アムステルダム(FlixBus) 9:00発
Duisburg 12:36着(12:07着予定)※遅延
Duisburg(FlixTrain) 13:05発(12:18発予定)※FlixBus遅延到着のため予約済の便とは別便乗車
ケルン中央駅(Cologne Central Station)14:14着
ホテル(Kommerzhotel Köln) 14:20着
最終日は朝早くからドイツに向けて移動しました。ここでFlixBusトラブルが!!
スーツケースの重量超過(20kg超)で€10を取られてしまいます..今まで重量の検査など全くなかったかつほんの少しの超過(数kg)だったので完全に油断していました。3ヶ月の間に、1回しか重量の検査されなかったのでかなりレアなケースかもしれませんが、FlixBusを利用予定の方は重量にも注意ください。ちなみに運転手に2名で乗車するから荷物を分散すると交渉しましたがスペイン語しかわからないと言われ全く相手にされませんでした…笑
アムステルダム、天気がよくなかったのが残念だったけど綺麗で素敵な街だったわ❤️
風車や運河沿いの建物はまさにオランダという感じだったよね!
FlixBusはあい変わらずトラブル続き..覚悟して予約したほうがいいわ!
そうだね〜ただ後から振り返ればこれも思い出だよね〜ぽぽ❤️
移動と見学にかかった費用
1はFlixBus公式より予約をしました。
2はアンネフランクの家公式サイトで予約しました。
| 経路 | 予約日 | 利用日 | 費用 |
1 | 【バス】ブリュッセル(ベルギー)→アムステルダム(オランダ)(FlixBus) | 2023/5/5 | 2023/7/21 | EUR29.98 当時レート ¥4,581/2名 |
2 | 【バス】Amsterdam Sloterdijk→Plein ’40 – ’45(路線バス)※バス停からホテル最寄り駅移動 | -(現地購入) | 2023/7/21 | EUR3 当時レート ¥487/2名 |
3 | 【飲食】Halal Fried Chicken(HFC) Deal Box | -(現地購入) | 2023/7/21 | EUR8 当時レート ¥1,264/2名 |
4 | 【バス】Amsterdam Centraal ⇔Zaandijk Zaanse Schans ※往復 | -(現地購入) | 2023/7/22 | EUR25 当時レート¥3,958/2名 |
5 | 【お土産】Catharina Hoeve | -(現地購入) | 2023/7/22 | EUR29.9 当時レート¥4,725/2名 |
6 | 【飲食】ホットチョコレート | -(現地購入) | 2023/7/22 | EUR2.5 当時レート¥395/1杯 |
7 | 【飲食】Halal Fried Chicken(HFC) Deal Box | -(現地購入) | 2023/7/22 | EUR8 当時レート ¥1,264/2名 |
8 | 【電車】Amsterdam, Burg. Roellstraat⇔Vijzelgracht※往復 | -(現地購入) | 2023/7/23 | EUR9 当時レート¥1,415/2名 |
9 | アンネフランクの家入場料 | 2023/6/6 | 2023/7/23 | EUR32 当時レート¥4,884/2名 |
10 | 【飲食】Cafe-Bistro Hansel and Gretel チーズ盛り合わせ、クロケット、ビール2、白ワイン2 | -(現地購入) | 2023/7/23 | EUR48.8 当時レート¥7,710/2名 |
11 | 【バス】Plein ’40 – ’45→Amsterdam Sloterdijk(路線バス)※ホテル最寄り駅からバス停移動 | -(現地購入) | 2023/7/24 | EUR3.3 当時レート ¥518/2名 |
12 | FlixBus荷物追加料 | -(現地購入) | 2023/7/24 | EUR10 当時レート ¥1,580/1件 |
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